現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2015年5月20日のデイリーキーワードランキング
1 | せきをしてもひとり |
2 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
3 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
4 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
5 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
6 | 自画像をふせたるままに新樹光 |
7 | 赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり |
8 | 暗黒や 関東平野に 火事一つ |
9 | いなびかり北よりすれば北を見る |
10 | 時計屋の時計春の夜どれがほんと |
11 | 思はずもヒヨコ生れぬ冬薔薇 |
12 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
13 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
14 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
15 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
16 | たんぽぽや日はいつまでも大空に |
17 | 人参の芯から一日始まれり |
18 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
19 | 清明や街道の松高く立つ |
20 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
21 | 失せたるは蜥蜴の威厳尾と共に |
22 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
23 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
24 | 遠足の一輛電車菜花伸ぶ |
25 | 大干潟みち潮尚もつづきおり |
26 | ひつぱれる糸まつすぐや甲虫 |
27 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
28 | 棹さして月のただ中 |
29 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
30 | 分け入つても分け入つても青い山 |
31 | 春の潮張りては緩む舫い綱 |
32 | 高波の夜目にも見ゆる心太 |
33 | 芋の露連山影を正しうす |
34 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
35 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
36 | 古池や蛙飛びこむ水の音 |
37 | 九十九里浜に白靴提げて立つ |
38 | 緊張の糸が解れて春炬燵 |
39 | 秋日差螺旋階段下りて句座 |
40 | 消してより秋の灯と思ひけり |
41 | 漱石が来て虚子が来て大三十日 |
42 | 青天に音を消したる雪崩かな |
43 | ぜんまいののの字ばかりの寂光土 |
44 | 秋の墓昼辨当を使ひけり |
45 | 垣根よりのぞく挨拶鉄線花 |
46 | ゆきふるといひしばかりの人しづか |
47 | はるかまで旅してゐたり昼寝覚 |
48 | 万障が鉢合わせして濃紫陽花 |
49 | 母と寝る一夜豊かに虫の声 |
50 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
2024年9月26日 09時48分更新(随時更新中)