現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2015年4月30日のデイリーキーワードランキング
1 | 夢に浮く身風呂にしずむ身四月尽 |
2 | せきをしてもひとり |
3 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
4 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
5 | 清明や街道の松高く立つ |
6 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
7 | いなびかり北よりすれば北を見る |
8 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
9 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
10 | 暗黒や関東平野に火事一つ |
11 | プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ |
12 | たんぽぽや日はいつまでも大空に |
13 | 時計屋の時計春の夜どれがほんと |
14 | こときれてなほ邯鄲のうすみどり |
15 | 考える人は考え昭和の日 |
16 | 穀雨かな世の一隅に安らぎて |
17 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
18 | 赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり |
19 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
20 | 葛城の山懐に寝釈迦かな |
21 | 野火猛りなみだ親しくなりしかな |
22 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
23 | 科なきに落ちて寒露の山母子 |
24 | 大寒の東京駅に人を待つ |
25 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
26 | 木苺の遠い記憶を摘みにけり |
27 | 飽きるほど海を見てきて柏餅 |
28 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
29 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
30 | 老鴬や泪たまれば啼きにけり |
31 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
32 | 独り居に慣れて明るき花水木 |
33 | 住吉にすみなす空は花火かな |
34 | 愁いつつ春の地球のなか覗く |
35 | 胸といふ字に月光のひそみけり |
36 | 家々や菜の花いろの燈をともし |
37 | あるときは船より高き卯浪かな |
38 | 鱚釣りや青垣なせる陸の山 |
39 | クレマチス咲く中年は美しき |
40 | 少年の見遣るは少女鳥雲に |
41 | 自画像をふせたるままに新樹光 |
42 | 天帝のこころ尽しや梅雨晴間 |
43 | 母と寝る一夜豊かに虫の声 |
44 | 蜩や悲母観音はなぜに悲母 |
45 | 滴りや闇を深める鍾乳洞 |
46 | 西南西恵方は淀の競馬場 |
47 | 忘年や身ほとりのものすべて塵 |
48 | 玉筋魚の佃煮があるきのう今日 |
49 | ありがとう握手の余韻朧の夜 |
50 | 九十九里浜に白靴提げて立つ |
2024年9月25日 15時35分更新(随時更新中)