現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2015年4月6日のデイリーキーワードランキング
1 | 秋の航一大紺円盤の中 |
2 | せきをしてもひとり |
3 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
4 | 麦秋の中なるが悲し聖廃虚 |
5 | 散らし雨遅咲き桜満開に |
6 | 一斉にもの食む春の夕まぐれ |
7 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
8 | 雹晴れて豁然とある山河かな |
9 | 還らじの人指折りて花朧 |
10 | 冬日蹴るくびれのふかき勁き足 |
11 | 清明や街道の松高く立つ |
12 | 畦塗りの鍬の土音日を返す |
13 | 愛恋のダチュラの毒の白いこと |
14 | 菜種梅雨 薄日に遊ぶ硝子玉 |
15 | 愛されず冬の駱駝を見て帰る |
16 | 逢ひに来しいもうとなるか雪ぼたる |
17 | 火伏の木高き家々盆の島 |
18 | やわらかな風に溺れて糸柳 |
19 | あはれ子の夜寒の床の引けばよる |
20 | 酒苦き夜は粛粛と目刺焼く |
21 | 西方もよし大根葉汁の実に |
22 | さくらさくら空に別れを惜しむなり |
23 | 蜻蛉の翅の透けたる喫茶店 |
24 | 小春日や石を噛み居る赤蜻蛉 |
25 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
26 | ほととぎすあすはあの山こえて行かう |
27 | 白日傘よもつひらさかけふ越えて |
28 | 涅槃会に佳人のまじる日の翳り |
29 | うりずんのたてがみ青くあおく梳く |
30 | 老境の静謐といふ梅日和 |
31 | 金木犀の音満ちてゆく夜明け |
32 | 飽きるほど海を見てきて柏餅 |
33 | 春の夜や屏風の陰に物の息 |
34 | 青麦の風に押されて朝勤め |
35 | 麗しき春の七曜またはじまる |
36 | ひく波の跡美しや桜貝 |
37 | 少女佇ちやはらかな棒花菜雨 |
38 | リリアンの赤糸絡む蜃気楼 |
39 | 梵鐘の一打に揺らぐ花魁草 |
40 | つねに一二片そのために花篝 |
41 | 旧景が闇を脱ぎゆく大旦 |
42 | 灰色の象のかたちを見にゆかん |
43 | 前略と書きてひとまず掌を温め |
44 | 玉の如き小春日和を授かりし |
45 | しぼり出すみどりつめたき新茶かな |
46 | 白髪を梳くごわごわと無月かな |
47 | 山寺の扉に雲遊ぶ彼岸かな |
48 | 門とぢて良夜の石と我は居り |
49 | 始祖鳥の声のそよげる箒草 |
50 | 催花雨や空き家に人の出入りして |
2024年9月26日 00時27分更新(随時更新中)