現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2015年3月7日のデイリーキーワードランキング
1 | せきをしてもひとり |
2 | 木の根明く胎児はなにを見てをるや |
3 | 鉈かたかた雪根開きの父帰る |
4 | ラガー等のそのかちうたのみじかけれ |
5 | 独活食うぶ奥歯の音の亡き母よ |
6 | 根開きの空ふかぶかと鳶の笛 |
7 | その方を大いなるとし山櫻 |
8 | むばたまの黒飴さはに良寛忌 |
9 | 灯を消せば灯る独りの良夜かな |
10 | ふだん着でふだんの心桃の花 |
11 | あじさいに心変わりや恋みくじ |
12 | 切株の浮力となってゆく冬陽 |
13 | 白菜の荷をおろしゐる法隆寺 |
14 | あたたかな雨が降るなり枯葎 |
15 | 蛇逃げて我を見し眼の草に残る |
16 | 春耕やひと口の水噛みしめる |
17 | 冬麗の微塵となりて去らんとす |
18 | 白日の言葉探しや蜷の道 |
19 | しぐるるや蒟蒻冷えて臍の上 |
20 | どの風も風鈴にきてよく喋る |
21 | ひらひらと夜はしんしんと六つの花 |
22 | 霧氷の嶺あしたのひかりかがよえる |
23 | 夜の底の家鳴り雪鳴り凍つのる |
24 | 千年の一樹を以って椿山 |
25 | 夕立や古りし宿場の大橋屋 |
26 | 春めくや象の姿の水たまり |
27 | 少年の遠まなざしや日脚のぶ |
28 | 風筋のいろいろ分かれ二月尽 |
29 | 書簡集の一隅湧水のごとく |
30 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
31 | 河津桜に雨金目鯛のひもの |
32 | 雪はげし抱かれて息のつまりしこと |
33 | せつせつと眼まで濡らして髪洗ふ |
34 | 竜天に昇る暁雲輝やかし |
35 | 萩の風何か急かるる何ならむ |
36 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
37 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
38 | 大空に羽子の白妙とどまれり |
39 | 梢夜明けて早乙女の動きだす |
40 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
41 | へそが汗ためてゐる |
42 | 杳霧あり工場はみな立つてゐる |
43 | 梅二月ひかりは風とともにあり |
44 | 啓蟄の蚯蚓の紅のすきとほる |
45 | 邂逅の涙曇りの合歓の花 |
46 | 泥鰌浮いて鯰も居るというて沈む |
47 | 涼風や臨月近き娘を守る |
48 | 芝桜色鉛筆の走り出す |
49 | 安宿とあなどるなかれ桜鯛 |
50 | 泉への道後れゆく安けさよ |
2024年9月20日 18時12分更新(随時更新中)