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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2015年2月10日のデイリーキーワードランキング

1

せきをしてもひとり
2

日々重く声も大きく梅ふふむ
3

入れものが無い両手で受ける
4

億年のなかの今生実南天
5

鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる
6

残生の何に追はるる虎落笛
7

囀をこぼさじと抱く大樹かな
8

ふりむかぬ大勢に射す春の日矢
9

柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺
10

咳込んで唯ふれてみる黄水仙
11

春風や闘志いだきて丘に立つ
12

朝寝せり孟浩然を始祖として
13

別るるや夢一筋の天の川
14

蝋梅や磨きたりない床柱
15

凩や海に夕日を吹き落す
16

結び目のすんなり解けし花菜風
17

枯木立月光棒のごときかな
18

潮迅しと葉牡丹の畑より
19

青蛙おのれもペンキぬりたてか
20

あかあかとあかあかあかとまんじゆさげ
21

外にも出よ触るるばかりに春の月
22

ああいへばかういう兜太そぞろ寒
23

声の大きな老人ふたり梅便り
24

腸に春滴るや粥の味
25

梅二月ひかりは風とともにあり
26

絵手紙をはみ出している猫柳
27

爆発や太郎と愛のどんど焼き
28

初恋の軍事郵便曝しけり
29

太陽の昇る方より春の音
30

地の果ての光の網よみどりごよ
31

学問のさびしさに堪へ炭をつぐ
32

母が路上に薄れゆくみやまおだまき
33

啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々
34

馬肥ゆるバイキバイキと引く手綱
35

さくら咲く氷のひかり引き継ぎて
36

頬骨の出るまで歩き菜の花忌
37

大寒の靴下座らねば履けぬ
38

芒野に心も身をも委ねたし
39

春の雪朝早くから庭におり
40

白昼を山の芒に囲まるる
41

花柊言葉の要らぬ時間かな
42

叩かれて昼の蚊を吐く木魚哉
43

大寒の埃の如く人死ぬる
44

今日ありて銀河をくぐりわかれけり
45

丹沢の酒は木枯らし入れて呑む
46

百選の水に育ちし水菜かな
47

母と寝る一夜豊かに虫の声
48

端居して遠きところに心置く
49

還暦をすぎ春風のよく見える
50

山河はや冬かがやきて位に即けり


2024年9月25日 03時26分更新(随時更新中)
 

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