現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2014年12月16日のデイリーキーワードランキング
1 | 長き夜をたたる将棋の一ト手哉 |
2 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
3 | せきをしてもひとり |
4 | 福引やティッシュ一つの福来たる |
5 | 一行の添え書に見る年賀状 |
6 | しぐるるや蒟蒻冷えて臍の上 |
7 | 冬の水一枝の影も欺かず |
8 | 歌留多とる皆美しく負けまじく |
9 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
10 | きみ嫁けり遠き一つの訃に似たり |
11 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
12 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
13 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
14 | しぐるるや死なないでゐる |
15 | この道しかない春の雪ふる |
16 | 病む師走わが道或はあやまつや |
17 | 飛込の途中たましひ遅れけり |
18 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
19 | 海に出て木枯帰るところなし |
20 | 木瓜咲くや漱石拙を守るべく |
21 | 春や昔十五万石の城下哉 |
22 | 芋の露連山影を正しうす |
23 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
24 | あいつぎて訃報のありし年暮るる |
25 | 庭いじり冬眠の虫揺り起こす |
26 | この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉 |
27 | ものの種にぎればいのちひしめける |
28 | 若人の白へ漲る更衣 |
29 | 隠岐やいま木の芽をかこむ怒濤かな |
30 | 今かいつかと引き際の冬の海 |
31 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
32 | 夜更かし波早起きの波年新た |
33 | 雪国に六の花ふりはじめたり |
34 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
35 | 凩や海に夕日を吹き落す |
36 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
37 | 悪なれば色悪よけれ老の春 |
38 | 手作りの湯呑分厚し冬の雷 |
39 | 白菜のみな尻向けて積まれたる |
40 | 春近し雪にて拭う靴の泥 |
41 | 縄跳びを休んでいたる羊雲 |
42 | 十二月八日の霜の屋根幾万 |
43 | てふてふや遊びをせむとて吾が生れぬ |
44 | 月一輪凍湖一輪光あふ |
45 | 手を振らぬ別れもありて冬帽子 |
46 | 歩きたくなって歩きけり喪正月 |
47 | 寄せ鍋や気になる人の箸に触れ |
48 | あさまらのめでたき春となりにけり |
49 | がんばるわなんて言うなよ草の花 |
50 | 槙の空秋押移りゐたりけり |
2024年9月25日 06時10分更新(随時更新中)