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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2014年8月21日のデイリーキーワードランキング

1

せきをしてもひとり
2

ちなみぬふ陶淵明の菊枕
3

戦争が廊下の奥に立つてゐた
4

薄氷の吹かれて端の重なれる
5

いなびかり北よりすれば北を見る
6

暗黒や関東平野に火事一つ
7

ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな
8

おそるべき君等の乳房夏来る
9

古池や蛙飛びこむ水の音
10

柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺
11

重ね着の中に女のはだかあり
12

八月や六日九日十五日
13

滝落ちて群青世界とどろけり
14

某は案山子にて候雀どの
15

金剛の露ひとつぶや石の上
16

とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな
17

やり羽子や油のやうな京言葉
18

相逢うて飯食う疲れ遠花火
19

桐一葉日当りながら落ちにけり
20

遠山に日の当りたる枯野かな
21

蔓踏んで一山の露動きけり
22

算術の少年しのび泣けり夏
23

赤い椿白い椿と落ちにけり
24

秋の水水琴窟の音となり
25

青蛙おのれもペンキぬりたてか
26

花栗の宙旧道の昼深し
27

みちのくの伊達の郡の春田かな
28

ふくろうに聞け快楽のことならば
29

冷蔵庫に冷えゆく愛のトマトかな
30

藍染めの浴衣短し南北線
31

熾る火に向かう面や薪能
32

雀らも海かけて飛べ吹流し
33

逢うために母は銀河の駅に佇つ
34

人はみな祈りの姿旱星
35

石臼の今は踏み石処暑の風
36

水の地球すこしはなれて春の月
37

柿若葉ホルン吹きし子住職に
38

七日はや煤によごれし軒雀
39

かげろふを川向こうから来て坐る
40

忽然と死があり一遍忌の深空
41

草刈りてひたすら刈りて誕生日
42

何処やらに鶴の声聞く霞かな
43

大雷雨鬱王と合ふあさの夢
44

秋遍路硫黄島から来たと言ふ
45

ねむりても旅の花火の胸にひらく
46

海の音にひまはり黒き瞳をひらく
47

山窪は蜜柑の花の匂ひ壺
48

父はやく死にしあと母風の盆
49

菜の花といふ平凡を愛しけり
50

混沌の中確かなりチチロ鳴く


2024年9月20日 13時43分更新(随時更新中)
 

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