現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2014年8月1日のデイリーキーワードランキング
1 | せきをしてもひとり |
2 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
3 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
4 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
5 | おそるべき君等の乳房夏来る |
6 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
7 | 重ね着の中に女のはだかあり |
8 | 或る雨の猿の腰掛早乙女に |
9 | 西瓜切るあれこれ独りになりて切る |
10 | 神木は猿の腰掛育ており |
11 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
12 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
13 | 寂しいと言い私を蔦にせよ |
14 | いなびかり北よりすれば北を見る |
15 | 片陰が消しゆく午後の交差点 |
16 | どこまでが夏夕焼けの悲鳴かな |
17 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
18 | ひつそりと鎖骨見せあふ十三夜 |
19 | 狙撃の日連翹遠く眩しめり |
20 | まだまだやることがある線香花火 |
21 | ほろほろ酔うて木の葉ふる |
22 | 包丁を持つて驟雨にみとれたる |
23 | 老いゆくを罪と思はず百日紅 |
24 | あなたなる夜雨の葛のあなたかな |
25 | かたばみを拔いて苛めつ子の気分 |
26 | 雀らも海かけて飛べ吹流し |
27 | 蔓踏んで一山の露動きけり |
28 | パブロフの犬に挑まれ涼しかり |
29 | 蜂の巣のなかの熱さを思ひゐる |
30 | 行く我にとどまる汝に秋二つ |
31 | 流浪して母の日母の墓知らず |
32 | プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ |
33 | 白れん浮かぶ戦艦大和沈んだ日 |
34 | 師走かな舞台の上の阿波踊り |
35 | 松過ぎの又も光陰矢の如く |
36 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
37 | たんぽぽの綿毛飛び交ふ不犯のまま |
38 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
39 | 逝く迄を俳句と少しの冷酒と |
40 | 階段の途中はながい秋だった |
41 | 馬酔木咲く金堂の扉にわが触れぬ |
42 | 父はやく死にしあと母風の盆 |
43 | 桑の葉の照るに堪へゆく帰省かな |
44 | 見失う時なお高みなる夏の蝶 |
45 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
46 | おちついて死ねそうな草萌ゆる |
47 | 蝉時雨子は担送車に追ひつけず |
48 | けさ秋の一帆生みぬ中の海 |
49 | 残花残照俳句は時空の座標軸 |
50 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
2024年9月23日 21時12分更新(随時更新中)