現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2014年7月23日のデイリーキーワードランキング
1 | 兎も片耳垂るる大暑かな |
2 | 念力のゆるめば死ぬる大暑かな |
3 | 浴衣着て少女の乳房高からず |
4 | せきをしてもひとり |
5 | 石蕗の花馬耳東風をつら抜けり |
6 | 芥川龍之介佛大暑かな |
7 | いずこかに血の滞り夏ふかし |
8 | 走らねばてのひら冥し秋の水 |
9 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
10 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
11 | いなびかり北よりすれば北を見る |
12 | なほ北へ行く汽車とまり夏の月 |
13 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
14 | ほととぎすあすはあの山こえて行かう |
15 | 匙なめて童たのしも夏氷 |
16 | 月餅をとどけられゐし良夜かな |
17 | 老いゆくを罪と思はず百日紅 |
18 | 暗黒や関東平野に火事一つ |
19 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
20 | 冷蔵庫に冷えゆく愛のトマトかな |
21 | 庭石に梅雨明けの雷ひびきけり |
22 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
23 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
24 | 湯槽なか水鉄砲に孫すが目 |
25 | 夕立が洗つていつた茄子をもぐ |
26 | 坊さんの理屈ともかく暑かりき |
27 | 爛れ熱した岩に向つて盛夏の餉 |
28 | 暗黒や 関東平野に 火事一つ |
29 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
30 | 足袋つぐやノラともならず教師妻 |
31 | プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ |
32 | 青柿や化粧して顔苦しかり |
33 | あなたなる夜雨の葛のあなたかな |
34 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
35 | をととひのへちまの水も取らざりき |
36 | 朝顔の紺のかなたの月日かな |
37 | 片陰が消しゆく午後の交差点 |
38 | 生きている証に飢えて熱帯夜 |
39 | 日の障子太鼓の如し福寿草 |
40 | 青空や花は咲くことのみ思ひ |
41 | 黄八丈着て春蝶と遊ぶかな |
42 | 打ち明けてより風鈴の音の変わる |
43 | 蓮の花仏心不意に近付きぬ |
44 | 鮎食みて身ぬちに利根の香をひろぐ |
45 | 全部途中の眼と手足轢死者のほかは |
46 | 秋空に風の道ありさざ波す |
47 | 雪うさぎみたいに豆電球を見る |
48 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
49 | 向日葵や先人は皆直立し |
50 | 兄以上恋人未満掻氷 |
2024年9月25日 11時10分更新(随時更新中)