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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2014年7月3日のデイリーキーワードランキング

1

戦争が廊下の奥に立つてゐた
2

水の地球すこしはなれて春の月
3

ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな
4

いなびかり北よりすれば北を見る
5

金剛の露ひとつぶや石の上
6

赤い椿白い椿と落ちにけり
7

薄氷の吹かれて端の重なれる
8

朽舟の浮く水際に半夏生草
9

せきをしてもひとり
10

梅雨前線父は危な絵見ています
11

プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ
12

乳母車夏の怒濤によこむきに
13

つばめつばめ泥が好きなる燕かな
14

算術の少年しのび泣けり夏
15

桐一葉日当りながら落ちにけり
16

リハビリの妻を叱咤す春一番
17

乙鳥はまぶしき鳥となりにけり
18

滝落ちて群青世界とどろけり
19

ほととぎすあすはあの山こえて行かう
20

カンナ咲く遥かな海を照らしつつ
21

目の前の些事こそ大事日照草
22

勇気こそ地の塩なれや梅真白
23

どの子にも涼しく風の吹く日かな
24

水枕ガバリと寒い海がある
25

暗黒や関東平野に火事一つ
26

暗黒や 関東平野に 火事一つ
27

跳箱の突手一瞬冬が来る
28

匙なめて童たのしも夏氷
29

母の日のてのひらの味塩むすび
30

燕來ぬはじめましてとごあいさつ
31

なつかしや帰省の馬車に山の蝶
32

古池や蛙飛びこむ水の音
33

螢籠昏ければ揺り炎えたたす
34

門とぢて良夜の石と我は居り
35

片陰が消しゆく午後の交差点
36

鶏頭の十四五本もありぬべし
37

星空へ店より林檎あふれをり
38

箸袋に所書して川床涼み
39

自画像をふせたるままに新樹光
40

湯豆腐やその他は丸いもの多し
41

百色を使い果せり濃紫陽花
42

柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺
43

麦秋の中なるが悲し聖廃虚
44

冷蔵庫に冷えゆく愛のトマトかな
45

炎天より僧ひとり乗り岐阜羽島
46

湯豆腐にうしろめたさのいくつある
47

牛に塩盛りて離島の夏盛ん
48

浜昼顔潮騒子守唄にして
49

湯豆腐やいのちのはてのうすあかり
50

蓮の花仏心不意に近付きぬ


2024年9月22日 12時12分更新(随時更新中)
 

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