現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2014年6月8日のデイリーキーワードランキング
1 | ほととぎすあすはあの山こえて行かう |
2 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
3 | いなびかり北よりすれば北を見る |
4 | 大落暉今に点火の枯すすき |
5 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
6 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
7 | プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ |
8 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
9 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
10 | 葭切のをちの鋭声や朝ぐもり |
11 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
12 | 火の色に翼塗られて梅雨の鳥 |
13 | 百色を使い果せり濃紫陽花 |
14 | 重ね着の中に女のはだかあり |
15 | どくだみや真昼の闇に白十字 |
16 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
17 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
18 | 春昼の土蔵に見出す古玩具 |
19 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
20 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
21 | 六月を奇麗な風の吹くことよ |
22 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
23 | 臍辺りから脱皮する朧かな |
24 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
25 | 葛飾や桃の籬も水田べり |
26 | 日が暮れて暮れ残りたる赤い靴 |
27 | 行進が昭和のふりする体育祭 |
28 | 暗黒や 関東平野に 火事一つ |
29 | 跳箱の突手一瞬冬が来る |
30 | 網戸して革命はもうあるまじき |
31 | 湯もや立つ地獄の道の霜柱 |
32 | 分け入つても分け入つても青い山 |
33 | 星空へ店より林檎あふれをり |
34 | 万障が鉢合わせして濃紫陽花 |
35 | 夕焼けて西の十万億土透く |
36 | 夕立が洗つていつた茄子をもぐ |
37 | せきをしてもひとり |
38 | 雨だれのリズムで刻むキャベツかな |
39 | 赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり |
40 | 冷蔵庫に冷えゆく愛のトマトかな |
41 | 白鳥百羽津軽の空を明るうす |
42 | ちなみぬふ陶淵明の菊枕 |
43 | 極月の夜の風鈴責めさいなむ |
44 | ペンギンのおじぎ今日より春と呼ぶ |
45 | ゆらぎ見ゆ百の椿が三百に |
46 | 大寒の埃の如く人死ぬる |
47 | 瀧はるか白蓮の詩横書きに |
48 | 蛇殴ちし人の佇ちゐる奥座敷 |
49 | 猫柳ころがしと言ふ笛たか音 |
50 | 春闘の出陣太鼓雲一つ |
2024年9月23日 02時28分更新(随時更新中)