現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2014年2月8日のデイリーキーワードランキング
1 | ほととぎすあすはあの山こえて行かう |
2 | つまみたる夏蝶トランプの厚さ |
3 | しんしんと雪降る空に鳶の笛 |
4 | 女郎花黄は羨望のありあまる |
5 | 重ね着の中に女のはだかあり |
6 | 落ちさまにを伏せたる椿哉 |
7 | 麦踏みのまたはるかなるものめざす |
8 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
9 | みんな笑顔雪合戦の一球目 |
10 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
11 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
12 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
13 | 剃刀にふれし揚羽は熱からむ |
14 | 夕方の影あいまいに春障子 |
15 | 藍の花栞れば紅の失せにけり |
16 | 冬の蜂ころび無傷の空のこす |
17 | 芒原波打ってくる電子戦 |
18 | 冬山やどこまで登る郵便夫 |
19 | 節分のはばかりながら 地声だよ |
20 | いなびかり北よりすれば北を見る |
21 | 砂浜に海女滴りて若布干す |
22 | 李白思えばすぐ酔う雪のひとり酒 |
23 | うたかたの夢の名残や春の雪 |
24 | 初蝶のあたりを払ふ白さかな |
25 | 灯しても消しても青き雪あかり |
26 | 囲炉裏端に九条を読む膝机 |
27 | らあめんのひとひら肉の冬しんしん |
28 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
29 | あたたかい白い飯が在る |
30 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
31 | 大根の花紫野大徳寺 |
32 | 時計屋の時計春の夜どれがほんと |
33 | 和紙を漉く家に生まれて水温む |
34 | 凩や海に夕日を吹き落す |
35 | 街に降る妖精の眼の無表情 |
36 | 落椿とはとつぜんに華やげる |
37 | 極寒の塵もとどめず岩ぶすま |
38 | 九年母や頑固を通す生きっぷり |
39 | 大雪の岸ともりたる信濃川 |
40 | 夜の町は紺しぼりつつ牡丹雪 |
41 | 白露や死んでゆく日も帯締めて |
42 | さざ波は立春の譜をひろげたり |
43 | 春の夜のわれをよろこび歩きけり |
44 | 海紺碧 白雲寥々 明るい疲れ |
45 | 行く我にとどまる汝に秋二つ |
46 | さくら咲く寂しさは昨日のごとに |
47 | 身ほとりを冷ますあやめを植ゑにけり |
48 | 三月の声のかかりし明るさよ |
49 | 八十八夜南畦生を享けし夜 |
50 | 黄蝶ノ危機ノキ・ダム創ル鉄帽ノ黄 |
2024年9月20日 08時15分更新(随時更新中)