現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2013年12月30日のデイリーキーワードランキング
1 | 去年今年貫く棒の如きもの |
2 | 重ね着の中に女のはだかあり |
3 | 一行の添え書に見る年賀状 |
4 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
5 | 凩の果はありけり海の音 |
6 | わが女 髪を潰して火事匂う |
7 | 初富士の大きかりける汀かな |
8 | 舟を壊して一月二日には帰る |
9 | 武士の夢は雪下に関ヶ原 |
10 | 二階から声のしてゐる白露の日 |
11 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
12 | 年の瀬や誕生日又忘れらる |
13 | 痩馬のあはれ機嫌や秋高し |
14 | 今年こそ恐れず怯まず捉われず |
15 | 鏡餅暗闇を牛通りけり |
16 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
17 | 針・刃物・鏡・ひかがみ熱沙越ゆ |
18 | 馬つなぎ石小さくて冬めける |
19 | 柊の花一本の香りかな |
20 | 闘鶏の眼つぶれて飼はれけり |
21 | 鷹のつらきびしく老いて哀れなり |
22 | 猫たちも夢をみるらし実千両 |
23 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
24 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
25 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
26 | 粥の上に梅干一つ春めきぬ |
27 | せきをしてもひとり |
28 | 六月の真夜の家裂く金の馬 |
29 | 蟇ないて唐招提寺春いづこ |
30 | 初暦知らぬ月日は美しく |
31 | 閉園の油臭のメリーゴーランド |
32 | 柿もぐや殊にもろ手の山落暉 |
33 | 年新た八十路へ一歩踏み入れて |
34 | 遠くより緋鯉寄りくる冬の園 |
35 | 億年のなかの今生実南天 |
36 | 生きること一と筋がよし寒椿 |
37 | 雨がちに飛行機ひくし巴里祭 |
38 | そら豆はまことに青き味したり |
39 | 泡たてゝ雪代の水脈日に滾る |
40 | 間髪を入れずして年改まる |
41 | 夏嵐机上の白紙飛び尽す |
42 | もてなしの始めを舞うて御慶かな |
43 | 生きるのが大好き冬の始めが春に似て |
44 | 洋梨の邪推の水の軋む音 |
45 | かそけくも咽喉鳴る妹よ鳳仙花 |
46 | 年賀やめて小さくなりて籠りをり |
47 | 世界すでに狂気に満ちて能始まる |
48 | 魂を天に預けて瀧凍てる |
49 | 餅配大和の畝のうつくしく |
50 | 生きてゐるうちは老人雁わたし |
2024年9月21日 21時24分更新(随時更新中)