現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2013年10月12日のデイリーキーワードランキング
1 | 跳箱の突手一瞬冬が来る |
2 | 黒揚羽真昼を出たり入ったり |
3 | 齢のみ自己新記録冬に入る |
4 | 着飾って貧しさを言う一葉忌 |
5 | ハングルとこぼれ焼栗手秤に |
6 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
7 | 釣瓶落しといへど光芒しづかなり |
8 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
9 | 蜩を磐梯山と惜しみけり |
10 | あえかなる薔薇撰りをれば春の雷 |
11 | 薄瞼簾の風が白湯さます |
12 | 金木犀の音満ちてゆく夜明け |
13 | かりかりと蟷螂蜂の皃を食む |
14 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
15 | 暗黒や 関東平野に 火事一つ |
16 | 土手を外れ枯野の犬となりゆけり |
17 | 冬蜂の死に所なく歩きけり |
18 | 瓢箪の涯を見たるくびれかな |
19 | 幾度も雪の深さを尋ねけり |
20 | 約束の寒の土筆を煮て下さい |
21 | 鬼太郎の一族と居る十三夜 |
22 | 倒れたる案山子の顔の上に天 |
23 | 嵯峨野路の竹さわさわと春立ちぬ |
24 | あとに来て先に帰りぬ冬帽子 |
25 | 石器は闇に置くもの 遠くにある 秋炎 |
26 | 一葉忌一人で入るレストラン |
27 | 前の世のその前の世は沙羅双樹 |
28 | 落蝉のひと声天寿まっとうす |
29 | 七夕竹借命の文字隠れなし |
30 | 葛城の山懐に寝釈迦かな |
31 | 秋空を二つに断てり椎大樹 |
32 | 水の色は水色だから秋明菊 |
33 | トランクは空を飛ぶもの賢治の忌 |
34 | 稲刈りのはじまりぬ学校もまた |
35 | 霜柱俳句は切字響きけり |
36 | 鉛筆を耳にはさみて鳥の日よ |
37 | 鮭の棒いやだいやだと転がれり |
38 | 蝶々のもの食ふ音の静かさよ |
39 | 穂高下り晩夏の街のよそよそし |
40 | 秋空に風の道ありさざ波す |
41 | 分け入つても分け入つても青い山 |
42 | いなびかり北よりすれば北を見る |
43 | 己が影を慕うて這へる地虫かな |
44 | 白魚を些か結婚記念日に |
45 | 菜の花や天辺に立つ死の定規 |
46 | 人の名と顔合はぬなり一葉忌 |
47 | 一湾の潮しづもるきりぎりす |
48 | 百千鳥ラジオ体操きよらかに |
49 | 鷹渡る島に石抱く隠れ耶蘇 |
50 | 栴檀の花の下にて語り合う |
2024年9月24日 13時38分更新(随時更新中)