現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2013年9月18日のデイリーキーワードランキング
1 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
2 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
3 | けふの月馬も夜道を好みけり |
4 | プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ |
5 | 体育祭雲押し上げる熱気あり |
6 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
7 | いなびかり北よりすれば北を見る |
8 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
9 | 暗黒や 関東平野に 火事一つ |
10 | 寒星や神の算盤ただひそか |
11 | 十五夜とむかふわたしといふひとり |
12 | 鮎の背に一抹の朱のありしごとし |
13 | 子規逝くや十七日の月明に |
14 | はじめから皺のある服秋立ちぬ |
15 | 暗りをともなひ上る居待月 |
16 | コスモスの花あそびをる虚空かな |
17 | 母系とは山深い谷とろろ汁 |
18 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
19 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
20 | 星空へ店より林檎あふれをり |
21 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
22 | 白葱のひかりの棒をいま刻む |
23 | 寂光にありて椿の眞白なる |
24 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
25 | 死にし人別れし人や遠花火 |
26 | けふの月長いすすきを活けにけり |
27 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
28 | 日向くさい妻よアズマイチゲかな |
29 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
30 | 日と月のごとく二輪の寒椿 |
31 | 月さして一ト間の家でありにけり |
32 | 青騒の森のどこかにかぐや姫 |
33 | まなうらに薄き玻璃ある二月かな |
34 | 冬隣余生を臍で考へる |
35 | 菫程な小さき人に生れたし |
36 | 倒木のなほ光れるは芽ぶくなり |
37 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
38 | 立ちのぼるけむりに露に座すかぼちゃ |
39 | この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉 |
40 | 吾亦紅少しはなれてくれてゐる |
41 | 八月や六日九日十五日 |
42 | 裸木に僕の独立国がある |
43 | 地の神は地べたにすわり独活を喰う |
44 | 秋風や模様のちがふ皿二つ |
45 | 早立ちの声過ぎゆけり露葎 |
46 | 初蝶来何色と問ふ黄と答ふ |
47 | 日本の鬼門をにらむ案山子翁 |
48 | あかつきやなきやむ屋根のうら |
49 | 日本を打ちてし止まぬ台風禍 |
50 | 雨音のつぶてとなりて春嵐 |
2024年9月24日 06時21分更新(随時更新中)