現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2013年9月10日のデイリーキーワードランキング
1 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
2 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
3 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
4 | いなびかり北よりすれば北を見る |
5 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
6 | 花衣ぬぐやまつはる紐いろいろ |
7 | 月見草はらりと宇宙うらがへる |
8 | 白葱のひかりの棒をいま刻む |
9 | 桑の葉の照るに堪へゆく帰省かな |
10 | 襖絵の秋の七草どっと揺れ |
11 | みづうみへこころ傾く葛の花 |
12 | 入れものが無い両手で受ける |
13 | 三日月が時には足の近くにあり |
14 | 問はるるやまあまあといふ十二月 |
15 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
16 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
17 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
18 | ふたたび見ず柩の上の冬の蜂 |
19 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
20 | 少年の見遣るは少女鳥雲に |
21 | プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ |
22 | 紫陽花や風雨の中の藍微塵 |
23 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
24 | 忌を修す本堂脇のこぼれ萩 |
25 | コスモスの花あそびをる虚空かな |
26 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
27 | 日焼けなき少年をつつむタオル |
28 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
29 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
30 | 初秋の蝗つかめば柔らかき |
31 | 遠嶺より日あたつてくる鴨の水 |
32 | 暗黒や関東平野に火事一つ |
33 | 肩に来て人懐かしや赤蜻蛉 |
34 | 暗黒や 関東平野に 火事一つ |
35 | 軍隊の近づく音や秋風裡 |
36 | 日と月のごとく二輪の寒椿 |
37 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
38 | ははそばの紅葉がくれの鬼子母神 |
39 | 無念なり有念なりと黄落す |
40 | 十五夜にいったん帰京ゐたします |
41 | 昨日の我に飽くべし茄子の花咲きぬ |
42 | 登山者は刻を惜しまず大花野 |
43 | 生まれたての牛の息づく神楽宿 |
44 | 眼光の鋭き大阿御修法了ゆ |
45 | 八月や六日九日十五日 |
46 | 蓑虫の寝袋のまま嫁になる |
47 | 露人ワシコフ叫びて石榴打ち落す |
48 | 握手で逢い握手で別る夕花野 |
49 | 網干して島の一日薄暑なる |
50 | 掌にふかき弾のかげりや男舞 |
2024年9月21日 08時39分更新(随時更新中)