現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2013年8月29日のデイリーキーワードランキング
1 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
2 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
3 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
4 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
5 | プリムラ並ぶ看護生徒のお辞儀並ぶ |
6 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
7 | プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ |
8 | 暗黒や 関東平野に 火事一つ |
9 | 念力のゆるめば死ぬる大暑かな |
10 | 新藁の小屋でみつけたかくれんぼ |
11 | 卒業の兄と来てゐる堤かな |
12 | 雨激しゴーヤーが疣とがらせる |
13 | 海に出て木枯帰るところなし |
14 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
15 | 石臼の今は踏み石処暑の風 |
16 | 母と寝る一夜豊かに虫の声 |
17 | 日と月のごとく二輪の寒椿 |
18 | をさなくて蛍袋のなかに栖む |
19 | 生涯のいま午後何時鰯雲 |
20 | いなびかり北よりすれば北を見る |
21 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
22 | 白葱のひかりの棒をいま刻む |
23 | 夏惜しむ岩場に残る潮だまり |
24 | か、仮に 女盛りの昼へ行く |
25 | 広島や卵食ふ時口ひらく |
26 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
27 | 想像が遅れて流る熊野川 |
28 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
29 | 人の世に花を絶やさず返り花 |
30 | 渓川の身を揺りて夏来たるなり |
31 | 肩に来て人懐かしや赤蜻蛉 |
32 | 秋気澄む九重稜線阿蘇を置く |
33 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
34 | 露の玉蟻たぢたぢとなりにけり |
35 | はじめから皺のある服秋立ちぬ |
36 | 百の帆のヨット煌めく初景色 |
37 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
38 | 藍の花栞れば紅の失せにけり |
39 | コンバイン青年夜はギタリスト |
40 | 露の中万相うごく子の寝息 |
41 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
42 | 佐渡ヶ島ほどに布団を離しけり |
43 | 階段の窪みに落とす咳ひとつ |
44 | 暗黒や関東平野に火事一つ |
45 | 歳晩や今は昔の沓冠 |
46 | 死なば死螢生きてゐしかば火の螢 |
47 | 谺して山ほととぎすほしいまゝ |
48 | 寒林に骨なるやうな風立ちぬ |
49 | 秋の暮業火となりて秬は燃ゆ |
50 | 葡萄食ふ一語一語の如くにて |
2024年9月24日 00時12分更新(随時更新中)