現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2013年5月20日のデイリーキーワードランキング
1 | こんなよい月を一人で見て寝る |
2 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
3 | 赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり |
4 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
5 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
6 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
7 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
8 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
9 | 郭公の声してゐたる岩清水 |
10 | いなびかり北よりすれば北を見る |
11 | をさなごのひとさしゆびにかかる虹 |
12 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
13 | 末黒野の鴉の舌は赤きかな |
14 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
15 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
16 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
17 | 横臥の老女空には滅多矢鱈の線 |
18 | この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉 |
19 | 遠くまで来て十薬の花十字 |
20 | 声とほく水のくもれる杜若 |
21 | おそるべき君等の乳房夏来る |
22 | 雀らも海かけて飛べ吹流し |
23 | もてなしの田舎紳士のお色気話 |
24 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
25 | 夕立が洗つていつた茄子をもぐ |
26 | 火の奥に牡丹崩るるさまを見つ |
27 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
28 | 九頭龍川の脛長きかな諸*葛菜 |
29 | 曲がるたび傷深くなる雪の街 |
30 | 天平の骨壺据わる月見かな |
31 | たんぽぽのぽぽのあたりが火事ですよ |
32 | わが恋は人とる沼の花菖蒲 |
33 | 粉雪の飛んで奥州一の宮 |
34 | 水鳥は翔つもの人は想ふもの |
35 | 声掛けて体位交換花は葉に |
36 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
37 | 水洟や鼻の先だけ暮れ残る |
38 | 月桃の房はじけるとなり軍事基地 |
39 | かの窓のかの夜長星ひかりいづ |
40 | 焼いもや居て貰つては困る人 |
41 | ゆるやかに着てひとと逢ふ蛍の夜 |
42 | 鳥が来て落せし木の実雪染めぬ |
43 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
44 | 古茶新茶空気のやうな距離に夫 |
45 | のどかさや指が楽しむ袋菓子 |
46 | 結婚はロシアンルーレット青林檎 |
47 | 寒すみれ地球がゆるぶねと瞠る |
48 | 艶聞に片耳ふさぐアマリリス |
49 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
50 | 山雀や頬白ければ四十雀 |
2024年9月26日 11時29分更新(随時更新中)