現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2013年5月6日のデイリーキーワードランキング
1 | 飽きるほど海を見てきて柏餅 |
2 | こいのぼりかたちがあってないような |
3 | ゴールデンウィーク明けの財布尻 |
4 | 春耕のための地下足袋干しており |
5 | 地下足袋が八十八夜を通りけり |
6 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
7 | 赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり |
8 | 雷鳴に暴れ出したる鯉のぼり |
9 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
10 | 寒星や神の算盤ただひそか |
11 | あやふやな夫婦の距離に新茶汲む |
12 | 菖蒲湯や切つ先直き児に育て |
13 | はたはたはわぎもが肩を越えゆけり |
14 | 無頼派の名乗りを上げる羽抜鶏 |
15 | ねこと犬ならんで眠り薄暑かな |
16 | 海に出て木枯帰るところなし |
17 | 七夕や髪ぬれしまま人に逢ふ |
18 | ものの種にぎればいのちひしめける |
19 | 不器用な長女の嘘ですカーネーション |
20 | 病葉や夢を捨てたる窓一つ |
21 | 新樹光万を累ねて山整ふ |
22 | 跳箱の突手一瞬冬が来る |
23 | 柿若葉重なりもして透くみどり |
24 | 分け入つても分け入つても青い山 |
25 | はちきれる若さもあらむ鉄砲堰 |
26 | いなびかり北よりすれば北を見る |
27 | 捌きたる烏賊の腸より星屑 |
28 | 人の世の風を摑みて木の実落つ |
29 | 芥川龍之介佛大暑かな |
30 | 海中に都ありとぞ鯖火もゆ |
31 | 春疾風屍は敢て出でゆくも |
32 | 青春の晩夏は言わず雲炎ゆる |
33 | 冬日蹴るくびれのふかき勁き足 |
34 | 鳥羽殿へ五六騎いそぐ野分哉 |
35 | 幼な等の集えば走り薄暑光 |
36 | 春の暮屋根反り平和脅かす |
37 | 雁立ちの目隠し雪や信濃川 |
38 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
39 | ところてん煙のごとく沈みをり |
40 | 苗代の余白にあそぶ岬の雲 |
41 | 間伐材組みて夏めく沢入駅 |
42 | 愛されずして沖遠く泳ぐなり |
43 | 山滴るいっぱい蒐めた鳥の切手 |
44 | 老人の打つに忍びぬ老鬼かな |
45 | 峰雲を積みあげてゆく歩荷かな |
46 | ちとせふる苔のきざはし月と行く |
47 | 鯉はねて鯉が驚ろく花あやめ |
48 | 冬木立四囲に飛騨道の駅 |
49 | おそるべき君等の乳房夏来る |
50 | 他人と骨触れあって平泳ぎ |
2024年9月20日 15時20分更新(随時更新中)