現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2013年4月9日のデイリーキーワードランキング
1 | 麗らかや長居の客の膝頭 |
2 | 明易し灘の名かはるあたりにて |
3 | 散らし雨遅咲き桜満開に |
4 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
5 | 壺の蜜ゆるみはじめる揚羽蝶 |
6 | 桜蕊降る少年の深き眉 |
7 | のどかさや胎動告ぐる娘の笑顔 |
8 | ラガー等のそのかちうたのみじかけれ |
9 | 座布団を折りて枕や業平忌 |
10 | 枝蛙喜雨の緑にまぎれけり |
11 | 葉桜や子規の病歴略年譜 |
12 | 馬酔木咲く丘は野となり丘となる |
13 | またの世は青磁双魚として逢はむ |
14 | ぬかづけばわれも善女や仏生会 |
15 | 葉桜の中の無数の空さわぐ |
16 | 花筏行きとどまりて夕日溜む |
17 | 梨咲くと葛飾の野はとの曇り |
18 | 眼つむれば若き我あり春の宵 |
19 | 笹百合は一輪がよし陶芸館 |
20 | 春や昔十五万石の城下哉 |
21 | 諸葛菜親の世過ぎを誰も継がず |
22 | あじさいに心変わりや恋みくじ |
23 | 起立礼着席青葉風過ぎた |
24 | 桜蘂降るがやがや記号騒がしい |
25 | 人の世に解き放たれし雨蛙 |
26 | 切干やいのちの限り妻の恩 |
27 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
28 | 恋語る魚もあるべし春の海 |
29 | 空をゆく一かたまりの花吹雪 |
30 | 海に出て木枯帰るところなし |
31 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
32 | 遠くまで行く秋風とすこし行く |
33 | 鳥羽殿へ五六騎いそぐ野分哉 |
34 | 乳母車夏の怒濤によこむきに |
35 | 約束の扉押す手を大西日 |
36 | ラベンダーの丘に名刺を交換す |
37 | 生きること一と筋がよし寒椿 |
38 | 酒の肴は句敵の悪口 泡噴くビール |
39 | 絶命の寸前にして春の霜 |
40 | 春の海かく碧ければ殉教す |
41 | 放浪の水を集めて田水張る |
42 | 渡り鳥みるみるわれの小さくなり |
43 | 短夜の喪服ひそかに揃へ置き |
44 | 新参の身にあかあかと灯りけり |
45 | 人はみななにかにはげみ初桜 |
46 | 水のんで湖国の寒さひろがりぬ |
47 | 春風や会話は祈り合いである |
48 | 雪ばんば”子取ろ”の鬼が出て来さう |
49 | 雪残る頂き一つ国境 |
50 | 初燕見し日は風のやわらかし |
2024年9月19日 16時41分更新(随時更新中)