現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2013年4月4日のデイリーキーワードランキング
1 | 飛花落花命ひらひらしていたる |
2 | 穀雨かな世の一隅に安らぎて |
3 | 麗しき春の七曜またはじまる |
4 | 坂のぼる海の匂いの夏帽子 |
5 | 花筏行きとどまりて夕日溜む |
6 | 残雪やごうごうと吹く松の風 |
7 | 噛みしめて深川飯も雁のころ |
8 | 山裾のほのかに灯る霧の村 |
9 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
10 | 清明や余生余命の計られず |
11 | 遠くなるちちの俤浮いてこい |
12 | 清明や仏をまつる山見ゆる |
13 | 網戸して革命はもうあるまじき |
14 | 荒縄で藁縛られてある中秋 |
15 | 本堂の華やかなりし仏生会 |
16 | かたまつて薄き光の菫かな |
17 | いなびかり北よりすれば北を見る |
18 | 若者に変りし音の耕耘機 |
19 | 丁寧に生きて老人暮易し |
20 | 清明の無傷の空を眩しめり |
21 | 篁に一水まぎる秋燕 |
22 | 母と寝る一夜豊かに虫の声 |
23 | 凩と街の黙契贋サンタ |
24 | 花烏賊や足投げ出して女学生 |
25 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
26 | 見上ぐるも見下ろすもよし花の山 |
27 | みどり児やもずくに落とす涙粒 |
28 | まさをなる空よりしだれざくらかな |
29 | 馬酔木咲く丘は野となり丘となる |
30 | 猛り啼く葭切に背を押されけり |
31 | 眼つむれば若き我あり春の宵 |
32 | ところてん煙のごとく沈みをり |
33 | ものの種にぎればいのちひしめける |
34 | 立冬の庭木を括る底力 |
35 | 苗代の水を平らにして眠る |
36 | 畦焼くやいぬふぐりの花もろともに |
37 | 嵯峨野路の竹さわさわと春立ちぬ |
38 | ほこほこと麹の育つ春の闇 |
39 | 苧環の花に倭人を遊ばせる |
40 | 笹鳴に逢ひたき人のあるにはある |
41 | 門とぢて良夜の石と我は居り |
42 | 岩桔梗空のしたたる場所に濃し |
43 | 手垢まみれの倉庫の四壁老いた海 |
44 | ひた急ぐ犬に合ひけり木の芽道 |
45 | 永き日の出職の鋏いつやみし |
46 | 咲き満ちてこぼるる花もなかりけり |
47 | 雲を透く秋空見れば笛欲しや |
48 | 鮟鱇鍋河豚の苦説もなかりけり |
49 | 桃の花を満面に見る女かな |
50 | 海に出て木枯帰るところなし |
2024年9月21日 15時24分更新(随時更新中)