現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2013年3月2日のデイリーキーワードランキング
1 | 藍の花栞れば紅の失せにけり |
2 | 合格子ひとりになれば大股に |
3 | 春ショールするり汽笛が遠ざかる |
4 | 蒲公英のかたさや海の日も一輪 |
5 | 還暦や妻といつまで同い歳 |
6 | 初暦知らぬ月日は美しく |
7 | 野に出ればひとみなやさし桃の花 |
8 | 恋を得て蛍は闇に沈みけり |
9 | 地に低く幸せありと福寿草 |
10 | 冬塵の微塵となりて去らんとす |
11 | 逢ひに来しいもうとなるか雪ぼたる |
12 | 竹馬やいろはにほへとちりぢりに |
13 | 侘助にお早う忙事たまりいる |
14 | ゆびきりの指が落ちてる春の空 |
15 | 部屋部屋のうすくらがりや沈丁花 |
16 | 時鳥厠半ばに出かねたり |
17 | 還暦をすぎ春風のよく見える |
18 | 花嵐声音柔らかイスラムの髭 |
19 | 土筆飯ならば少々神妙に |
20 | ときに三寒季語にもたれて四温の猫 |
21 | 寒暁や神の一撃もて明くる |
22 | 啓蟄や兄の戦艦浮上せず |
23 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
24 | 土雛は昔流人や作りけん |
25 | 追伸に春一番と俳句馬鹿 |
26 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
27 | たんぽぽのぽぽのあたりが火事ですよ |
28 | 三月の甘納豆のうふふふふ |
29 | 雀らも海かけて飛べ吹流し |
30 | あえかなる薔薇撰りをれば春の雷 |
31 | 泥鰌浮いて鯰も居るというて沈む |
32 | 分け入つても分け入つても青い山 |
33 | 春ひとり槍投げて槍に歩み寄る |
34 | どうしようもないわたしが歩いてゐる |
35 | 父の倍生きたれば餅ふくらむよ |
36 | 竹になる竹のしたたり母が来る |
37 | 桃のなか別の昔が夕焼けて |
38 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
39 | 木洩れ日の草参道よ笹子鳴く |
40 | 涅槃西風 いずれこの世を一抜ける |
41 | 痩馬のあはれ機嫌や秋高し |
42 | 降誕祭花に埋りし花屋消ゆ |
43 | 早春の菜を取り合せ喜寿の膳 |
44 | 剪定の枝のとび散る通学路 |
45 | 癌病棟 万燭光の中生かされ |
46 | まさをなる空よりしだれざくらかな |
47 | 極寒の塵もとどめず岩ぶすま |
48 | 白き巨船きたれり春も遠からず |
49 | 白鷺と水のあわいに病む乳房 |
50 | 若鮎の二手になりて上りけり |
2024年9月26日 01時59分更新(随時更新中)