現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2013年2月26日のデイリーキーワードランキング
1 | 藍の花栞れば紅の失せにけり |
2 | やどかりが夕日の落ちる音を聞く |
3 | 散る桜女弁護士の髪におう |
4 | をみなとはかかるものかも春の闇 |
5 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
6 | 浮標灯冬から春へ点滅す |
7 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
8 | 桜散るあなたも河馬になりなさい |
9 | 啓蟄や兄の戦艦浮上せず |
10 | こでまりのこぼれんとしてこぼれざる |
11 | 蛇の出た穴大きくて武蔵ぶり |
12 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
13 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
14 | 人の世につかずはなれず地虫出づ |
15 | 甘草の芽のとびとびのひとならび |
16 | かごめかごめあの子も消える春霞 |
17 | 芋の露連山影を正しうす |
18 | おちついて死ねそうな草萌ゆる |
19 | 三月の甘納豆のうふふふふ |
20 | 最澄はいい人でした比良八講 |
21 | アイロンの蒸気が抜ける花疲れ |
22 | 春宵のつくづくたたみいわしの目 |
23 | 湾曲し火傷し爆心地のマラソン |
24 | 雲洞師のエロスは何処へ鳥雲に |
25 | 糸瓜咲て痰のつまりし仏かな |
26 | 空をゆく一かたまりの花吹雪 |
27 | あふみのうみいろありやなしひなあられ |
28 | 月光しみじみこおろぎ雌を抱くなり |
29 | 正月の月が明るい手まり歌 |
30 | 蕗の薹おもひおもひの夕汽笛 |
31 | 百幹の青そそり立つ竹の秋 |
32 | スーパーの出口入口桃の花 |
33 | 土塊を一つ動かし物芽出づ |
34 | 筆おろす硯の海へ春満月 |
35 | 咳をしても一人 |
36 | 春雷や胸の上なる夜の厚み |
37 | 空は太初の青さ妻より林檎うく |
38 | 愛の代わりに都忘れを差し出しぬ |
39 | 白梅のあと紅梅の深空あり |
40 | 燃ゆる頬花よりおこす誕生日 |
41 | 親鸞の弟子に如の字や草萌ゆる |
42 | 羅や僧水底に坐すごとく |
43 | 枯木立月光棒のごときかな |
44 | ひまわりの種蒔きにゆく男たち |
45 | 龍の玉深く蔵すといふことを |
46 | 苺ジャム男子はこれを食ふ可らず |
47 | 天窓を開けて明るい雛あられ |
48 | あかあかとあかあかあかとまんじゆさげ |
49 | 根開きの空ふかぶかと鳶の笛 |
50 | 流し雛岩陰を波躍り出て |
2024年9月26日 09時30分更新(随時更新中)