現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2013年2月21日のデイリーキーワードランキング
1 | 春ショールするり汽笛が遠ざかる |
2 | 野球盤に子等夢中なり獺祭忌 |
3 | 友の遺著遺稿歸雁の空の下 |
4 | 父も又早世の人獺祭忌 |
5 | 牡丹切つて鎌倉夫人老いにけり |
6 | 日々重く声も大きく梅ふふむ |
7 | 愛されずして沖遠く泳ぐなり |
8 | たんぽぽたんぽぽ砂浜に春が目を開く |
9 | 人恋いの彩を残して結氷湖 |
10 | 早春の光を撥ねて鳥*翔ちぬ |
11 | こでまりのこぼれんとしてこぼれざる |
12 | 獺祭忌悪人虚子を敬ひて |
13 | 勇気こそ地の塩なれや梅真白 |
14 | 春の雨濡らしておりぬ絵馬の誤字 |
15 | 大笊小笊日向水木のきらっとす |
16 | 晩成の意地の一願初天神 |
17 | 好い人でゐる如月の玉子燒 |
18 | 麗しき春の七曜またはじまる |
19 | 浮標灯冬から春へ点滅す |
20 | 木曽川の今こそ光れ渡り鳥 |
21 | 早春の庭をめぐりて門を出でず |
22 | 鷹鳩と化すや銀色無地の帯 |
23 | 握手で逢い握手で別る夕花野 |
24 | まほろばの天地往き交ふ雲雀どち |
25 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
26 | 手で払う恋のしずくか春の雨 |
27 | 戦友の歌如月の動かぬ雲 |
28 | 春の日やあの世この世と馬車を駆り |
29 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
30 | ダイヤモンドダスト阿寒のアイヌ服 |
31 | 雪残る頂き一つ国境 |
32 | 第三の私の人生 梅満開 |
33 | 還らざる兵士ら老いず花あかり |
34 | 単線や桜の駅ですれ違う |
35 | 流るるは春立つ水か枕灯か |
36 | にぎやかに亀も田螺も鳴きくれよ |
37 | 碧過ぎる空や寒波の来る予感 |
38 | 紫陽花や七色鉛筆抽斗に |
39 | かごめかごめあの子も消える春霞 |
40 | 豪雪に猫背正して部屋歩く |
41 | 軒先に梯子吊して冬来たる |
42 | 淡墨桜風たてば白湧きいづる |
43 | 谺して山ほととぎすほしいまゝ |
44 | 一言をいつまで悔む隙間風 |
45 | 座禅草ときどき時間吐きにけり |
46 | ああ弥生ばらまかれたる焼夷弾 |
47 | 裏切者それは見事に日焼けして |
48 | 夏の河赤き鉄鎖のはし浸る |
49 | 黒凍みの道夜に入りて雪嶺顕つ |
50 | やや寒し小暗き店の奥の部屋 |
2024年9月26日 01時29分更新(随時更新中)