現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2013年1月23日のデイリーキーワードランキング
1 | 空は太初の青さ妻より林檎うく |
2 | 三寒四温夜は尚更よ碁石を置く |
3 | 柊の花一本の香りかな |
4 | 足の立つ嬉しさに萩の芽を検す |
5 | 流されて生きる身どっと葉桜す |
6 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
7 | 時鳥厠半ばに出かねたり |
8 | 竜の玉俳句は降りてこなかった |
9 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
10 | 花衣ぬぐやまつはる紐いろいろ |
11 | 初桜月の光が触れている |
12 | 手鞠唄かなしきことをうつくしく |
13 | 子らが取る恋の歌留多の増えにけり |
14 | 夏山と溶岩の色とはわかれけり |
15 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
16 | 強がりてをりて泣き虫寒鴉 |
17 | ああいへばかういう兜太そぞろ寒 |
18 | 凡そ天下に去来程の小さき墓に参りけり |
19 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
20 | 糸瓜咲て痰のつまりし仏かな |
21 | 町騒に遠き寺苑の仏桑花 |
22 | 山深く睦月の仏送りけり |
23 | 来しかたや馬酔木咲く野の日のひかり |
24 | 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 |
25 | 初午やはたと閉ざせし鮮魚店 |
26 | 生きること一と筋がよし寒椿 |
27 | 蝋梅や磨きたりない床柱 |
28 | ものの種にぎればいのちひしめける |
29 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
30 | 仮の世のほかに世のなし冬菫 |
31 | 松過ぎの又も光陰矢の如く |
32 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
33 | やらやらと朝やつてくる蝶氏など |
34 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
35 | 龍の玉深く蔵すといふことを |
36 | 葡萄食ふ一語一語の如くにて |
37 | 鞦韆は漕ぐべし愛は奪うべし |
38 | 畑大根皆肩出して月浴びぬ |
39 | 引いてやる子の手のぬくき朧かな |
40 | 三叉路のいずれをゆかむ西行忌 |
41 | 海に出て木枯帰るところなし |
42 | 去年今年貫く棒の如きもの |
43 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
44 | 寒昴墓に口笛つきさして |
45 | 月光に深雪の創のかくれなし |
46 | 月冴ゆる一度は見たき棺造り |
47 | 淋しさにまた銅鑼うつや鹿火屋守 |
48 | 泥鰌浮いて鯰も居るというて沈む |
49 | 行く先は銀座ガス燈パナマ帽 |
50 | 初夢や貰ひて困る城一つ |
2024年9月26日 16時02分更新(随時更新中)