現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2012年10月26日のデイリーキーワードランキング
1 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
2 | ラグビーの頬傷ほてる海見ては |
3 | 夢の世にかかる執着空蝉は |
4 | 銀杏を踏んで足から眠くなる |
5 | 木がらしや東京の日のありどころ |
6 | 一葉の心の秘密秋惜しむ |
7 | いなびかり北よりすれば北を見る |
8 | 陰になる麦尊けれ青山河 |
9 | 木がらしや目刺にのこる海の色 |
10 | 畦道を歩きたくなる冬帽子 |
11 | それぞれの部屋にこもりて夜の長き |
12 | 檻の鷲寂しくなれば羽搏つかも |
13 | タンカーの汽笛青嶺を強打する |
14 | 塩田の句碑へ西瓜の蔓またぐ |
15 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
16 | 寒禽しづかなり震度7の朝 |
17 | 断崖をもつて果てたる枯野かな |
18 | はじまりし三十路の迷路木の実降る |
19 | 月白をただぼんやりと家族かな |
20 | 月光が革手袋に来て触るる |
21 | 金木犀の音満ちてゆく夜明け |
22 | 夏山の大木倒す谺かな |
23 | ものの種にぎればいのちひしめける |
24 | 日の中の水引草は透りけり |
25 | かなかなや師弟の道も恋に似る |
26 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
27 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
28 | 今生は病む生なりき烏頭 |
29 | おにはにはにはにはとりがゐるはるは |
30 | 死にたれば人来て大根煮きはじむ |
31 | 三伏や美濃の要は金華山 |
32 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
33 | おおかみに蛍が一つ付いていた |
34 | 引いてやる子の手のぬくき朧かな |
35 | 昼酒の昼幽かりし酔芙蓉 |
36 | これ着ると梟が啼くめくら縞 |
37 | 晴天の天守に生れし雪ばんば |
38 | 金粉をこぼして火蛾やすさまじき |
39 | 海に出て木枯帰るところなし |
40 | 去年今年貫く棒の如きもの |
41 | 寒の水掬うたび指熱くなる |
42 | ぼうたんの百のゆるるは湯のやうに |
43 | 虫の名のヨーガのポーズ夜具の上 |
44 | 榛の花いつかは人の中で死ぬ |
45 | 下萌えぬ人間それに従ひぬ |
46 | まだもののかたちに雪の積もりをり |
47 | 水琴窟ひそかな冬の声を聞く |
48 | 夜の刻もたぬ日時計秋うらら |
49 | 鞦韆に腰かけて読む手紙かな |
50 | 相抱く恋を知らない青蛙 |
2024年9月20日 17時21分更新(随時更新中)