現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2012年10月5日のデイリーキーワードランキング
1 | まだもののかたちに雪の積もりをり |
2 | あをあをと年越す北のうしほかな |
3 | 重ね着の中に女のはだかあり |
4 | 断崖をもつて果てたる枯野かな |
5 | 冬深し柱の中の濤の音 |
6 | 芋の露連山影を正しうす |
7 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
8 | 雀らも海かけて飛べ吹流し |
9 | あえかなる薔薇撰りをれば春の雷 |
10 | 三月の甘納豆のうふふふふ |
11 | 吹きおこる秋風鶴をあゆましむ |
12 | 被災地を一網打尽鰯雲 |
13 | 遠ひぐらし誰のものでもない夕日 |
14 | 炉ほとりの甕に澄む日や十二月 |
15 | 一筋の秋風なりし蚊遣香 |
16 | 水洟や押して事なき盲判 |
17 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
18 | 秋冷のビール哀しき歌ばかり |
19 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
20 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
21 | 馬の瞳も零下に碧む峠口 |
22 | 山寺の扉に雲遊ぶ彼岸かな |
23 | 風鈴をしまふは淋し仕舞はぬも |
24 | くれなゐのこころの闇の冬日かな |
25 | 柿もぐや殊にもろ手の山落暉 |
26 | 神帰る神も仏も無い家に |
27 | 子の皿に塩ふる音もみどりの夜 |
28 | 大いなるものが過ぎ行く野分かな |
29 | 見えそうな金木犀の香なりけり |
30 | そぞろ寒戻りし漁師汐木焚く |
31 | 湧きかけし白湯の匂ひや夕桜 |
32 | いなびかり北よりすれば北を見る |
33 | 金木犀の音満ちてゆく夜明け |
34 | 春や昔十五万石の城下哉 |
35 | 悪地もなやむなまこのごとき火の鉄片 |
36 | 虚子ぎらひかな女嫌ひのひとへ帯 |
37 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
38 | 大声を出さずポンポンダリア咲く |
39 | やつぱり一人はさみしい枯草 |
40 | 白葱のひかりの棒をいま刻む |
41 | ああいへばかういう兜太そぞろ寒 |
42 | 夏嵐机上の白紙飛び尽す |
43 | 山河はや冬かがやきて位に即けり |
44 | ニコよ!青い木賊をまだ採るのか |
45 | 宝船皺寄つてゐる目覚めかな |
46 | アンコール曲ハミングはみんぐ 虫すだく |
47 | 鰯雲この一族の大移動 |
48 | 曼珠沙華散るや赤きに耐へかねて |
49 | この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉 |
50 | 石たたきお調子者と言われても |
2024年9月26日 15時46分更新(随時更新中)