現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2012年7月29日のデイリーキーワードランキング
1 | 叩かれて昼の蚊を吐く木魚哉 |
2 | いなびかり北よりすれば北を見る |
3 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
4 | 山又山山桜又山桜 |
5 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
6 | サフランや映画はきのう人を殺め |
7 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
8 | 風鈴のひとり言きく 夕茜 |
9 | 露の玉蟻たぢたぢとなりにけり |
10 | 中学生神語りおり雪積む藁 |
11 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
12 | 檜の香心に畳み座禅組む |
13 | 炎天下声を薄めて誘ひたる |
14 | 墓碑名の深みにありし雨蛙 |
15 | 老鶯の声も緑に美術館 |
16 | 湘南の風のざらつく油照り |
17 | 母と寝る一夜豊かに虫の声 |
18 | 座布団を折りて枕や業平忌 |
19 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
20 | 手花火を命継ぐ如燃やすなり |
21 | 若鮎の二手になりて上りけり |
22 | ひつぱれる糸まつすぐや甲虫 |
23 | 濡れ来しは蝶の挨拶かと思ふ |
24 | 鰻の日なりし見知らぬ出前持 |
25 | 春の野へ乗って行こうか縄電車 |
26 | 肩に来て人懐かしや赤蜻蛉 |
27 | 文脈に繋がりてくる*蝉しぐれ |
28 | 子の身丈ものの芽のごと伸びやかに |
29 | 海峡を隔てて蝦夷は夏霞 |
30 | 重ね着の中に女のはだかあり |
31 | 老鶯朝から気前よく鳴く生きめやも |
32 | 紐引きて灯す枕頭梅雨寒し |
33 | 鬼やんま風に乗り来る通し土間 |
34 | 忘るるといふ優しさやかき氷 |
35 | 晩年の匂いすトマト畑黄花 |
36 | 日の本の男の子かなしも業平忌 |
37 | 冬船旅八十歳になりにゆく |
38 | 我生の今日の昼寝も一大事 |
39 | どうしようもないわたしが歩いてゐる |
40 | 花サフラン舌の真赤は太古より |
41 | 直線を立てかけ若き僧おぼろ |
42 | 兎も片耳垂るる大暑かな |
43 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
44 | はるかまで旅してゐたり昼寝覚 |
45 | ひやひやと積木が上に海見ゆる |
46 | 啞*蝉の黙のかさなる蝉時雨 |
47 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
48 | 獣園の土に根を張り桜の木 |
49 | 口で紐解けば日暮や西行忌 |
50 | 糸瓜咲て痰のつまりし仏かな |
2024年9月26日 16時03分更新(随時更新中)