現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2012年7月25日のデイリーキーワードランキング
1 | 鮟鱇鍋箸もぐらぐら煮ゆるなり |
2 | 冬はじめ綺麗に釦穴かがる |
3 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
4 | まつすぐな道でさみしい |
5 | 鳥わたるこきこきこきと罐切れば |
6 | 霜柱俳句は切字響きけり |
7 | しらぬまにつもりし雪のふかさかな |
8 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
9 | 片陰が消しゆく午後の交差点 |
10 | 祈るべき天とおもえど天の病む |
11 | 空は太初の青さ妻より林檎うく |
12 | 冬山に穏やかでいる石でいる |
13 | 今生の狂ひが足らず秋螢 |
14 | 翅あらば今たたみ頃夕端居 |
15 | いなびかり北よりすれば北を見る |
16 | 風鈴のひとり言きく 夕茜 |
17 | こほろぎのこの一徹の貌を見よ |
18 | 文脈に繋がりてくる*蝉しぐれ |
19 | 冬薔薇八十路をめざす色なりし |
20 | 夏深し振り向けばみな目に篝 |
21 | 暗黒や関東平野に火事一つ |
22 | 日月の過ぐる滝の上信子の忌 |
23 | 瀧落ちて群青世界とどろけり |
24 | 海に出て木枯帰るところなし |
25 | 一帆の展く沖ありかき氷 |
26 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
27 | カンナ咲く遥かな海を照らしつつ |
28 | 怨霊にひたと影寄る薪能 |
29 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
30 | どこからが人の領分遠郭公 |
31 | 夏落葉軽いジョークが仇となり |
32 | 魂集ふかに一の倉沢冷ゆるなり |
33 | 合歓の花もとより大慈大悲たり |
34 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
35 | 浜昼顔潮騒子守唄にして |
36 | 西鶴忌帯を低めによろけ縞 |
37 | 衣被飯田蝶子を知っている |
38 | 晩夏光過去呼び戻すしみ一つ |
39 | 胸の上聖書は重し鳥雲に |
40 | 麦秋の中なるが悲し聖廃虚 |
41 | どきどきと大きくなりしかたつむり |
42 | 日と月のごとく二輪の寒椿 |
43 | 冷蔵庫に掌を当て月日甦る |
44 | 早苗饗や葛城の嶺々かき消えて |
45 | どきどきといまも作句す楸邨忌 |
46 | 他人めく夜はひらひらと熱帯魚 |
47 | 迎火や六親風のはるかより |
48 | 夕刊のなき信州の大夕焼 |
49 | 騙し絵に垂れしアイスクリームかな |
50 | 白露や死んでゆく日も帯締めて |
2024年9月21日 21時06分更新(随時更新中)