現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2012年7月19日のデイリーキーワードランキング
1 | いなびかり北よりすれば北を見る |
2 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
3 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
4 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
5 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
6 | 蝉時雨子は担送車に追ひつけず |
7 | 風鈴のひとり言きく 夕茜 |
8 | 跳箱の突手一瞬冬が来る |
9 | プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ |
10 | 暗黒や関東平野に火事一つ |
11 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
12 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
13 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
14 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
15 | 大空に羽子の白妙とどまれり |
16 | 文脈に繋がりてくる*蝉しぐれ |
17 | しみじみと年の港といひなせる |
18 | 鬼百合がしんしんとゆく朝の空 |
19 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
20 | お数珠袋にどんぐり一つ忌を修す |
21 | 空は太初の青さ妻より林檎うく |
22 | 兎も片耳垂るる大暑かな |
23 | ああいへばかういう兜太そぞろ寒 |
24 | 刈田をのぞく狂者おのおの孤立して |
25 | 朱欒割りサド侯爵の忌を修す |
26 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
27 | テロと言う朝刊の文字 あばれ梅雨 |
28 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
29 | 竜天に登り近江に卵一つ |
30 | 八月や六日九日十五日 |
31 | ひつぱれる糸まつすぐや甲虫 |
32 | 猛春や素読の一と日となりにけり |
33 | 雲の峰一人の家を一人発ち |
34 | 山茶花の白が点せる仏道 |
35 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
36 | 蝉時雨子は擔送車に追ひつけず |
37 | 暴力や男ときどき梅林に |
38 | 竜天に昇る暁雲輝やかし |
39 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
40 | 山桃の日陰と知らで通りけり |
41 | 人生の構図決まらず秋灯下 |
42 | 蟻地獄のぞく徒労のはじめなり |
43 | 実朝の海あをあをと初桜 |
44 | 海の日や脳裡に大和進水式 |
45 | 庭石に梅雨明けの雷ひびきけり |
46 | 青葉闇無口同志の竹床几 |
47 | 戸隠に霊気は強し蜘蛛の糸 |
48 | 母の日のてのひらの味塩むすび |
49 | 月光ほろほろ風鈴に戯れ |
50 | オリオンの眞下春立つ雪の宿 |
2024年9月24日 22時41分更新(随時更新中)