現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2012年5月24日のデイリーキーワードランキング
1 | へうへうとして水を味はふ |
2 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
3 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
4 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
5 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
6 | 赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり |
7 | 日と月のごとく二輪の寒椿 |
8 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
9 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
10 | 金環食予言ナイフのごとく降り |
11 | 葛飾や桃の籬も水田べり |
12 | 山滴るいっぱい蒐めた鳥の切手 |
13 | 暗黒や関東平野に火事一つ |
14 | あをあをと空を残して蝶分れ |
15 | 水すまし水に跳て水鉄の如し |
16 | プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ |
17 | 葉桜の中の無数の空さわぐ |
18 | いなびかり北よりすれば北を見る |
19 | この雪嶺わが命終に顕ちて来よ |
20 | 重ね着の中に女のはだかあり |
21 | 朝焼けの時刻表から上高地 |
22 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
23 | 来賓を畚に乗せて運動会 |
24 | 大寒や一痕もなき穂高嶽 |
25 | 糸瓜咲て痰のつまりし仏かな |
26 | 月一輪凍湖一輪光あふ |
27 | 白藤や揺りやみしかばうすみどり |
28 | 夏落葉しんしんと子にことば満つ |
29 | 蝉丸忌半日鈍く京にをり |
30 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
31 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
32 | 水をはると水田はうつくしほととぎす |
33 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
34 | 合鴨の百態植田揺すりをり |
35 | 秋風や心の中の幾山河 |
36 | リラ冷えや睡眠剤はまだ効きて |
37 | 跳箱の突手一瞬冬が来る |
38 | わが恋は人とる沼の花菖蒲 |
39 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
40 | あるときはいのちゆらゆら芋の露 |
41 | をさなくて蛍袋のなかに栖む |
42 | 馬子唄の聞こえそうなる雪解山 |
43 | 幼な等の集えば走り薄暑光 |
44 | 梅雨夕焼だんだん怖き童唄 |
45 | 私より私を引いて草茂る |
46 | 部分日食恋ってこんなものかしら |
47 | かたつむり甲斐も信濃も雨のなか |
48 | 鱚釣りや青垣なせる陸の山 |
49 | 安曇野や窓近くまで田水張る |
50 | 否応もなく猿麻桛吊り下がる |
2024年9月26日 15時44分更新(随時更新中)