現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2012年5月8日のデイリーキーワードランキング
1 | 麗しき春の七曜またはじまる |
2 | 寂しくて道のつながる年のくれ |
3 | はるかより這うて来る子や夏座敷 |
4 | 健啖のせつなき子規の忌なりけり |
5 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
6 | 赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり |
7 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
8 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
9 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
10 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
11 | いくらかは湯ざめ兆して誓子論 |
12 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
13 | 昔よりをとことをんな小鳥来る |
14 | 山赤くひだるき草と歩くなり |
15 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
16 | 蒲公英のかたさや海の日も一輪 |
17 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
18 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
19 | 飽きるほど海を見てきて柏餅 |
20 | 病む母の薄眼に満ちて花万朶 |
21 | 女身仏に春剥落のつづきをり |
22 | 舟一つたゆたふ湖や春がすみ |
23 | 目つむりていても吾を統ぶ五月の鷹 |
24 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
25 | 山彦の二人三脚風薫る |
26 | 老鶯朝から気前よく鳴く生きめやも |
27 | バナナ剥く東西南北 子供の日 |
28 | 新茶汲むいつもの夫婦茶碗かな |
29 | 風鈴のひとり言きく 夕茜 |
30 | 新緑と深緑の間のラブレター |
31 | 雀らも海かけて飛べ吹流し |
32 | 石に腰を、墓であつたか |
33 | いなびかり北よりすれば北を見る |
34 | 黒南風や乗りかえ駅の顔見知り |
35 | うれしさの狐手を出せ曇り花 |
36 | 良寛の草文字なびく丘の春 |
37 | 暗黒や関東平野に火事一つ |
38 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
39 | 水鶏笛きつと芭蕉を呼び寄せる |
40 | 柿若葉ホルン吹きし子住職に |
41 | 星屑や鬱然として夜の新樹 |
42 | 天の川わたしの窓まで伸びてきた |
43 | 霧月夜美して一夜ぎり |
44 | 桜蕊降る少年の深き眉 |
45 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
46 | 電池替えて黄金週間の義足 |
47 | 筍や 生後三日で旅立てり |
48 | 雨粒のときどき太き野菊かな |
49 | 起立礼着席青葉風過ぎた |
50 | しづかなる母の起ち居も雪の景 |
2024年9月22日 18時33分更新(随時更新中)