現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2012年4月20日のデイリーキーワードランキング
1 | 穀雨かな世の一隅に安らぎて |
2 | 母と寝る一夜豊かに虫の声 |
3 | 千里より一里が遠き春の闇 |
4 | 手庇を何回したり春の山 |
5 | たんぽぽや日はいつまでも大空に |
6 | 春の日やあの世この世と馬車を駆り |
7 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
8 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
9 | 蜻蛉生る池塘の水の昏きより |
10 | 穀雨来て村は一気に華やげり |
11 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
12 | 光陰の矢の真直に煤逃げす |
13 | 花筏行きとどまりて夕日溜む |
14 | 薫風や午のワインに少し酔い |
15 | 目借時たとえばケーキ切る感触 |
16 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
17 | 分け入つても分け入つても青い山 |
18 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
19 | 夜桜やあぶない橋を渡ろうか |
20 | 考える人は考え昭和の日 |
21 | 蓬頭に春のスピカを給はりし |
22 | みごもりや春土は吾に乾きゆく |
23 | さいはての句碑に掛け置く春ショール |
24 | 松の芯みていつまでも畳の上 |
25 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
26 | 雛まつり卒寿の箸の確かなる |
27 | あたたかな雨が降るなり枯葎 |
28 | 春雨や明けがた近き子守唄 |
29 | はんなりと稽古の袴春深し |
30 | 高熱はむらさきがちの豆の花 |
31 | 水鳥のしづかに己が身を流す |
32 | 雨二タ夜木の芽膨らむ声あらむ |
33 | 廃屋をのぞき込むかに紫木蓮 |
34 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
35 | 籐椅子になびく隣家の薄煙り |
36 | 飽きるほど海を見てきて柏餅 |
37 | 飛花落花命ひらひらしていたる |
38 | 老いてなどをれぬ椋鳥来る雨が漏る |
39 | 路地裏を夜汽車と思ふ金魚かな |
40 | 七十路の帰省子となり香を薫く |
41 | 蝌蚪つまむ指頭の力愛に似て |
42 | あめつちを俄かに思ふくさめして |
43 | 初山河あふれくるもの掌に |
44 | 紙兜かぶりし猫と花菖蒲 |
45 | 芝桜色鉛筆の走り出す |
46 | 桜蘂降るがやがや記号騒がしい |
47 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
48 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
49 | 新樹並びなさい写真撮りますよ |
50 | たんぽぽのぽぽのあたりが火事ですよ |
2024年9月25日 07時06分更新(随時更新中)