現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2012年3月28日のデイリーキーワードランキング
1 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
2 | 咲き満ちてこぼるる花もなかりけり |
3 | ただ灼けて玄奘の道つづきけり |
4 | 卯の花腐しハンガーに兄を掛けておく |
5 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
6 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
7 | 十六夜の竹ほのめくにをはりけり |
8 | 毎年よ彼岸の入りに寒いのは |
9 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
10 | 立山のかぶさる町や水を打つ |
11 | 生きかはり死にかはりして打つ田かな |
12 | 夫唱婦随婦唱夫随や冬籠 |
13 | 生涯は一度落花はしきりなり |
14 | 照れば金日翳れば銀芒かな |
15 | 遠嶺より日あたつてくる鴨の水 |
16 | お花見やあちこち電話の歩きつつ |
17 | 江ノ島の風ゆるびいる焼栄螺 |
18 | 仕る手に笛もなし古雛 |
19 | 拝みたき卒寿のふぐり春の風 |
20 | 利休忌の白紙にちかき置手紙 |
21 | 祖母山も傾山も夕立かな |
22 | あたたかな雨が降るなり枯葎 |
23 | 能すみし面の衰へ暮の秋 |
24 | バロックに過ぎて日暮れの紋白蝶 |
25 | くもることわすれし空のひばりかな |
26 | 膝立てて眠れぬ夜の花便り |
27 | 三月の甘納豆のうふふふふ |
28 | 霧月夜美して一夜ぎり |
29 | 双眼鏡遠き薊の花賜る |
30 | 色正す山茶花われは背を正し |
31 | 突つ立つてゐるおとうさんの潮干狩 |
32 | 赤提灯の揺れ春風の右左 |
33 | やわらかくゆびさされおり燕の巣 |
34 | 枝折れの一息つきし雪解風 |
35 | 愛鳥週間人も緑にまみれゐて |
36 | 軒借りのひとに傘貸す三鬼の忌 |
37 | 夏炉ありほそぼそとしてわがたつき |
38 | 時鳥厠半ばに出かねたり |
39 | 長寿の母うんこのようにわれを産みぬ |
40 | ひとり子の帽子奪わる麦畠 |
41 | 夏終る見知らぬノッポ町歩き |
42 | 仏にも憤怒と微笑花嵐 |
43 | 春深くケセランパサラン増殖す |
44 | 麦青む北の大地というところ |
45 | 陽炎やホーム短かき單線路 |
46 | 還暦や妻といつまで同い歳 |
47 | 睦ごとはこのごろとんと桜餅 |
48 | 曼陀羅の地獄極楽時雨たり |
49 | リハビリの夫婦の散歩梅香る |
50 | 遅桜奈良井木曾谷斜にして |
2024年9月25日 10時39分更新(随時更新中)