現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2012年2月24日のデイリーキーワードランキング
1 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
2 | ぼうたんの百のゆるるは湯のやうに |
3 | 金亀子 擲つ闇の 深さかな |
4 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
5 | 分け入つても分け入つても青い山 |
6 | 山又山山桜又山桜 |
7 | 谺して山ほととぎすほしいまゝ |
8 | 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 |
9 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
10 | 啓蟄や兄の戦艦浮上せず |
11 | 早春の庭をめぐりて門を出でず |
12 | 木の葉髪一生を賭けしなにもなし |
13 | 紅梅や病臥に果つる二十代 |
14 | 人に死し鶴に生れて冴え返る |
15 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
16 | 空は太初の青さ妻より林檎うく |
17 | かあちゃんよ今はどのへん春彼岸 |
18 | 木雫は雨より太し青楓 |
19 | 竜天に昇る暁雲輝やかし |
20 | ポテトサラダに裏ごし卵 花ミモザ |
21 | 雪熄みて庭にぞろぞろ仁王が来 |
22 | 蒲鉾の並ぶ老舗の梅早し |
23 | 鷹鳩と化して男もピアスする |
24 | 炎天の遠き帆やわがこころの帆 |
25 | 鉛筆一本田川に流れ春休み |
26 | 雀らも海かけて飛べ吹流し |
27 | 雪渓を見上げ見おろし憩いけり |
28 | 山深み幽禽鳴いて水涸るる |
29 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
30 | 陰になる麦尊けれ青山河 |
31 | 空に咲く白のはじめの花辛夷 |
32 | 採石の全裸の山や冴え返る |
33 | はんなりと稽古の袴春深し |
34 | 階段で四、五日迷う春の寺 |
35 | 冬に生ればつた遅すぎる早すぎる |
36 | つばめ巣にもどと夕潮真白に |
37 | 口で紐解けば日暮や西行忌 |
38 | 鮟鱇の骨まで凍てぶちきらる |
39 | 化野は風の遊び場秋深む |
40 | 極月の眉月一つ星ひとつ |
41 | 追伸に春一番と俳句馬鹿 |
42 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
43 | 彫刻の回廊長し春の雪 |
44 | しづかなる力満ちゆきばつたとぶ |
45 | 馬酔木咲く丘は野となり丘となる |
46 | 風に落つ楊貴妃桜房のまま |
47 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
48 | 母の死や枝の先まで梅の花 |
49 | 八月や棘のある魚釣り上げて |
50 | 明易や枕の下に未完の句 |
2024年9月24日 22時44分更新(随時更新中)