現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2012年1月27日のデイリーキーワードランキング
1 | 泉への道後れゆく安けさよ |
2 | みちのくの伊達の郡の春田かな |
3 | 連れ立ちて不動詣での団扇手に |
4 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
5 | 蝋梅や磨きたりない床柱 |
6 | 口重き人と連れ立ち落葉坂 |
7 | 海から誕生光る水着に肉つまり |
8 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
9 | 手鞠唄かなしきことをうつくしく |
10 | 水洟や鼻の先だけ暮れ残る |
11 | あたたかやぽつくり地蔵に連れ立ちて |
12 | 春風や学成り難く耳そうじ |
13 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
14 | 闘鶏の眼つぶれて飼はれけり |
15 | これ以上待つと昼顔になってしまう |
16 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
17 | 縁者みな似た鼻をもち冬ざるる |
18 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
19 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
20 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
21 | 青竹垣括り目堅し別れ霜 |
22 | 糸瓜咲て痰のつまりし仏かな |
23 | 春風やわたしのほほは左利き |
24 | 竜天に昇る暁雲輝やかし |
25 | 朝の虹ひとり仰げる新樹かな |
26 | せつせつと往時を語り律の風 |
27 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
28 | ひく波の跡美しや桜貝 |
29 | 山焼きの火の色太古よりの色 |
30 | いくたびも震ふ大地や寒昴 |
31 | 夕桜濡れて戻りし消防車 |
32 | 茎右往左往菓子器のさくらんぼ |
33 | 風に落つ楊貴妃桜房のまま |
34 | 待春や紅茶ポットに砂時計 |
35 | チンドン屋枯野といへど足をどる |
36 | 竹馬やいろはにほへとちりぢりに |
37 | 味噌醤油涼しくなりはじめておりぬ |
38 | いなびかり北よりすれば北を見る |
39 | 七転び八起きせぬまに春立てり |
40 | 空間の外れなりけり冬籠 |
41 | 災害報顔へやたらと蜘蛛の糸 |
42 | 鳥雲に拾ふともなきますほ貝 |
43 | 夏草に這上がりたる捨蚕かな |
44 | 元日の開くと灯る冷蔵庫 |
45 | つつがなく目鼻耳口文化の日 |
46 | 桐の実の空を鳴らして暮れゆけり |
47 | 春寒や布地にざくり鋏入れ |
48 | 蝌蚪つまむ指頭の力愛に似て |
49 | 沈黙に飽きてため息寒蜆 |
50 | 欠伸して伸びして猫と冬ごもり |
2024年9月22日 05時48分更新(随時更新中)