現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2012年1月16日のデイリーキーワードランキング
1 | 柊の花一本の香りかな |
2 | あをあをと空を残して蝶分れ |
3 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
4 | 逢ひに来しいもうとなるか雪ぼたる |
5 | 水枕ガバリと寒い海がある |
6 | 光陰の矢の真直に煤逃げす |
7 | 飛び石のひとつひとつの冬ざるる |
8 | かたまつて薄き光の菫かな |
9 | 花衣ぬぐやまつはる紐いろいろ |
10 | 空は太初の青さ妻より林檎うく |
11 | サイコロは六の上り目初笑い |
12 | 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 |
13 | 初晴やお菓子二つを父の墓 |
14 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
15 | 春の土荒れて筋ひく竹箒 |
16 | 青竹が熟柿のどれにでも届く |
17 | 紙風船つけば太古の音のせり |
18 | 春浅き水を渉るや鷺一つ |
19 | 冬落暉檻のけものら声挙げて |
20 | 龍の玉深く蔵すといふことを |
21 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
22 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
23 | 去年今年貫く棒の如きもの |
24 | 葉桜の中の無数の空さわぐ |
25 | 椅子一つずらして見ゆる寒椿 |
26 | 竜の玉俳句は降りてこなかった |
27 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
28 | 蝋梅や磨きたりない床柱 |
29 | そぞろ寒戻りし漁師汐木焚く |
30 | ものの種にぎればいのちひしめける |
31 | 姉の身に地割れ及びて水仙花 |
32 | たましひの虚ろなる膜寒卵 |
33 | 落書きに加えし涙冬深し |
34 | 瑠璃沼に滝落ちきたり瑠璃となる |
35 | 秋晴や火口を落ちる砂の音 |
36 | 御講凪思考まづしき咀嚼音 |
37 | 大落暉今に点火の枯すすき |
38 | 方丈の大庇より春の蝶 |
39 | 日の障子太鼓の如し福寿草 |
40 | 闘鶏の眼つぶれて飼はれけり |
41 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
42 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
43 | 鷹のつらきびしく老いて哀れなり |
44 | 黒松の一幹迫る寒灯下 |
45 | 夏の河赤き鉄鎖のはし浸る |
46 | 炎天の遠き帆やわがこころの帆 |
47 | 急坂に都電の記憶陽炎へる |
48 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
49 | 節分のはばかりながら 地声だよ |
50 | こんなよい月を一人で見て寝る |
2024年9月27日 05時12分更新(随時更新中)