現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2011年10月13日のデイリーキーワードランキング
1 | わらんべの洟も若葉を映しけり |
2 | 鰯雲この一族の大移動 |
3 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
4 | 渋柿の滅法生りし愚さよ |
5 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
6 | 金木犀の音満ちてゆく夜明け |
7 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
8 | 初鴨を待ち受けている 雲母波 |
9 | 肩に来て人懐かしや赤蜻蛉 |
10 | しぐるるや蒟蒻冷えて臍の上 |
11 | 山桜雪嶺天に声もなし |
12 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
13 | せつせつと眼まで濡らして髪洗ふ |
14 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
15 | ほんの気持ちですと白菜ひとかかえ |
16 | 夏草に気罐車の車輪来て止る |
17 | 花林檎ひと日の暮れの頬杖に |
18 | 天つつぬけに木犀と豚にほふ |
19 | 赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり |
20 | 木犀や雨に籠れば男饐え |
21 | たまねぎのたましひいろにむかれたり |
22 | 水音と虫の音と我が心音と |
23 | 釣人の影消されゆく冬至かな |
24 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
25 | みぞるる窓荒れの烏賊火は絶ちて寝む |
26 | 鵙高音どこへも行かぬ靴磨く |
27 | 月光は靄に蘆花庵あやめ咲く |
28 | 昔よりをとことをんな小鳥来る |
29 | 白菜のみな尻向けて積まれたる |
30 | 顔見世の楽屋入りまで清水に |
31 | 雪女おねば子種は煮こぼれたり |
32 | 蝌蚪つまむ指頭の力愛に似て |
33 | 愛されずして沖遠く泳ぐなり |
34 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
35 | ぜんまいののの字ばかりの寂光土 |
36 | 林檎の木ゆさぶりやまず逢いたきとき |
37 | 吹かれをり葦の中なる蛍火も |
38 | 三月の甘納豆のうふふふふ |
39 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
40 | 雀らも海かけて飛べ吹流し |
41 | 千年の留守に瀑布を掛けておく |
42 | 黒猫の子のぞろぞろと月夜かな |
43 | 金亀子 擲つ闇の 深さかな |
44 | 女身仏に春剥落のつづきをり |
45 | 老人と子供と多し秋祭 |
46 | 南瓜煮て風味たしかに八十路越え |
47 | 風鈴の舌のもつれる隠れ宿 |
48 | 大寒や力む走り根動悸する |
49 | 菫程な小さき人に生れたし |
50 | 潮騒の静かなる日や日蓮忌 |
2024年9月22日 02時10分更新(随時更新中)