現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2011年9月29日のデイリーキーワードランキング
1 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
2 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
3 | 某は案山子にて候雀どの |
4 | 人体冷えて東北白い花盛り |
5 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
6 | 秋刀魚買う七輪を買う炭を買う |
7 | 光る時光は波に花芒 |
8 | せつせつと眼まで濡らして髪洗ふ |
9 | 山越える山のかたちの夏帽子 |
10 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
11 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
12 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
13 | 蛇衣を脱ぎかあさんは二度童子 |
14 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
15 | 小春日や隣家の犬の名はピカソ |
16 | 十六夜の竹ほのめくにをはりけり |
17 | 六月を奇麗な風の吹くことよ |
18 | あはれ子の夜寒の床の引けばよる |
19 | あるけばかつこういそげばかつこう |
20 | 落花舞ひあがり花神の立つごとし |
21 | もの置けばそこに生れぬ秋の蔭 |
22 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
23 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
24 | 山椒魚の話いつしか山を越え |
25 | 秋の灯にひらがなばかり母へ文 |
26 | 赤とんぼ山のお寺の鐘が鳴る |
27 | 新月の消耗するまで四畳半 |
28 | 秋風やひとさし指は誰の墓 |
29 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
30 | 金木犀の音満ちてゆく夜明け |
31 | きみ嫁けり遠き一つの訃に似たり |
32 | 子の髪の風に流るる五月来ぬ |
33 | 葡萄食ふ一語一語の如くにて |
34 | 本買へば表紙が匂ふ雪の暮 |
35 | 妻死後を覚えし足袋のしまひ場所 |
36 | 秋空を二つに断てり椎大樹 |
37 | ちるさくら海あをければ海へちる |
38 | フアクシミリ紫雲英田一枚送りたし |
39 | 鯛は美のおこぜは醜の寒さかな |
40 | あをあをと空を残して蝶分れ |
41 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
42 | 日本海に稲妻の尾が入れられる |
43 | 野次も出て校長が役者村芝居 |
44 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
45 | アルミ缶捻りて海が遠くなる |
46 | 添水闇小石が石に育つとき |
47 | 花衣ぬぐやまつはる紐いろいろ |
48 | 雑木山雪とめどなく鳥鳴かす |
49 | 彼一語我一語秋深みかも |
50 | 淡うして大夕立のあと戻る |
2024年9月19日 18時20分更新(随時更新中)