現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2011年9月8日のデイリーキーワードランキング
1 | 白葱のひかりの棒をいま刻む |
2 | 雪山はうしろに聳ゆ花御堂 |
3 | 肩に来て人懐かしや赤蜻蛉 |
4 | せつせつと眼まで濡らして髪洗ふ |
5 | 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 |
6 | 夕立が洗つていつた茄子をもぐ |
7 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
8 | 来しかたや馬酔木咲く野の日のひかり |
9 | 夏草に気罐車の車輪来て止る |
10 | 水中の河馬が燃えます牡丹雪 |
11 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
12 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
13 | 六月を奇麗な風の吹くことよ |
14 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
15 | 人体冷えて東北白い花盛り |
16 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
17 | 中年や遠くみのれる夜の桃 |
18 | 春浅き水を渉るや鷺一つ |
19 | ものの種にぎればいのちひしめける |
20 | 返事来ぬ峠の茶屋の寒雀 |
21 | かの地主白露に白き鶏放ち |
22 | 春惜むおんすがたこそとこしなへ |
23 | 雪嶺のひとたび暮れて顕はるる |
24 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
25 | 秋深しふき井に動く星の数 |
26 | 抜歯して魂のなき秋簾 |
27 | 芋の露連山影を正しうす |
28 | 灰色の象のかたちを見にゆかん |
29 | 泉の底に一本の匙夏了る |
30 | 卒業の兄と来てゐる堤かな |
31 | 赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり |
32 | 山の童の木菟捕らえたる鬨あげぬ |
33 | 響爽かいただきますといふ言葉 |
34 | 十五夜に寝静まる屋根続きけり |
35 | 白髪を梳くごわごわと無月かな |
36 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
37 | 昏睡や白露は珠幾重にも |
38 | 牡丹果つ白絹舞ふや小雨中 |
39 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
40 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
41 | 吾亦紅芒女郎花 みんな裏表紙 |
42 | 一月の川一月の谷の中 |
43 | ふるさとも南の方の朱欒かな |
44 | 高嶺星蚕飼の村は寝しづまり |
45 | りんどうの露のひとつぶ水の星 |
46 | バター溶けて男爵薯の崩壊感 |
47 | ああいへばかういう兜太そぞろ寒 |
48 | ひぐらしや熊野へしづむ山幾重 |
49 | 暁や湖上を走る青嵐 |
50 | 幾秋を後込む父よ火縄銃 |
2024年9月26日 10時51分更新(随時更新中)