現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2011年5月5日のデイリーキーワードランキング
1 | 星屑や鬱然として夜の新樹 |
2 | ぼうたんのひとつの花を見尽くさず |
3 | ものの種にぎればいのちひしめける |
4 | 星空へ店より林檎あふれをり |
5 | 年酒して獅子身中の虫酔はす |
6 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
7 | うつくしきあぎととあへり能登時雨 |
8 | 目つむりていても吾を統ぶ五月の鷹 |
9 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
10 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
11 | 水の香の早乙女といますれちがふ |
12 | 芋の露連山影を正しうす |
13 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
14 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
15 | 舟一つたゆたふ湖や春がすみ |
16 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
17 | わが朝の夢におくれて来し鳥か |
18 | 草山に馬放ちけり秋の空 |
19 | 昼の酒濁世の蛙聞きながら |
20 | 残生やひと日は花を鋤きこんで |
21 | かなかなのどこかで地獄草子かな |
22 | 一度死ぬふたたび桔梗となるために |
23 | この庭の遅日の石のいつまでも |
24 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
25 | わが春も春の木馬も傷みたり |
26 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
27 | 入れものが無い両手で受ける |
28 | バナナ剥く東西南北 子供の日 |
29 | 拾はれぬ骨まだ熱し麦の秋 |
30 | わが墓を止り木とせよ春の鳥 |
31 | 遠しとは常世か黄泉か冬霞 |
32 | すれ違ふ春の峠の樽と樽 |
33 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
34 | ピストルがプールの硬き面にひびき |
35 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
36 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
37 | 月天心見えるもの皆美しき |
38 | 叱られて目をつぶる猫春隣 |
39 | 遅き日は菖蒲の束を屋根に上げ |
40 | 蛍みているもう魂と思わず |
41 | 雷鳴に暴れ出したる鯉のぼり |
42 | 艶聞に片耳ふさぐアマリリス |
43 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
44 | 雀らも海かけて飛べ吹流し |
45 | 春の日やあの世この世と馬車を駆り |
46 | 春浅き水を渉るや鷺一つ |
47 | 夕照りの天地の間の日永かな |
48 | 湾曲し火傷し爆心地のマラソン |
49 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
50 | あやふやな夫婦の距離に新茶汲む |
2024年9月27日 05時26分更新(随時更新中)