現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2011年4月13日のデイリーキーワードランキング
1 | 霜夜更け佳境に入りぬ大宇宙 |
2 | 愛されずして沖遠く泳ぐなり |
3 | 戦争が過ぎ凩が過ぎにけり |
4 | 天近く畑打つ人や奥吉野 |
5 | 天道虫登り詰めれば空がある |
6 | 指呼の間をくまなく照らし若葉光 |
7 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
8 | 元日や風とほりゆく草の形 |
9 | 枯山へわが大声の行ったきり |
10 | 水母にもなりたく人も捨てがたく |
11 | 枯野行刻々沈む日が標 |
12 | 鯉の口朝から強し半夏生 |
13 | 結界の紅茸どもへ鐘一打 |
14 | 若き梅香り競いて兵舎跡 |
15 | 畳なき部屋にわびつつ炉塞ぐ |
16 | 七月や雨脚を見て門司にあり |
17 | 花筏行きとどまりて夕日溜む |
18 | 淡からず白夜の国のシャンデリア |
19 | とろとろと日の沈みゆく春の海 |
20 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
21 | 水の無い水槽が好き 白夜 |
22 | 飽きるほど海を見てきて柏餅 |
23 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
24 | 内ももの刺青みたり夕桜 |
25 | ある日より笑ひはじめし名なき山 |
26 | 夕立のはじめの一滴火の匂い |
27 | 寂しいと言い私を蔦にせよ |
28 | 東大寺湯屋の空ゆく落花かな |
29 | きらわれているとも知らず杉の花 |
30 | ポケットに片道切符と桜貝 |
31 | ただひとりにも波を打つ冬の水 |
32 | 夜桜やあぶない橋を渡ろうか |
33 | 豆の花遠出することなくなった |
34 | 札所寺墨の匂える青簾 |
35 | 芋の露連山影を正しうす |
36 | 重ね着の中に女のはだかあり |
37 | 何気ない零れ時間に汲む新茶 |
38 | 日に乾く土鍋の尻や阿国の忌 |
39 | 手鞠唄かなしきことをうつくしく |
40 | 鶏頭や湯を満々と馬盥 |
41 | あはれ子の夜寒の床の引けばよる |
42 | 馬酔木咲く金堂の扉にわが触れぬ |
43 | 虎杖を漬物にして飯ゴッコ |
44 | 花冷の闇にあらはれ篝守 |
45 | とんがらし高齢といふ反抗期 |
46 | 初句会連峰ひらく茜雲 |
47 | 眉尻を少し撥ね上げ端午かな |
48 | 熊谷草林の中の鬨の声 |
49 | ひとむかしふたむかしとてうすらひぬ |
50 | とろろ汁人生訓を少し垂れ |
2024年9月22日 00時01分更新(随時更新中)