現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2011年3月16日のデイリーキーワードランキング
1 | 犬一猫二われら三人被爆せず |
2 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
3 | チエルノブイリ夜の菫のその先に |
4 | 蝌蚪一つ鼻杭にあて休みをり |
5 | ジャズが湧く蔦ことごとく枯れ尽くし |
6 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
7 | 重ね着の中に女のはだかあり |
8 | 卓袱台にアルミニウムの僧死ねり |
9 | 荒梅雨や追悼句座へ山越えす |
10 | 素つ首のおのれうかべる油照り |
11 | 垂れ髪に雪をちりばめ卒業す |
12 | 涸沼や眼をむく地震予知なまず |
13 | 汽車下りて鼻梁をただす春の霜 |
14 | 二百万おうと札幌雪が来し |
15 | 遠足が来て河川敷透明に |
16 | くみおきて水に木の香や心太 |
17 | 夢の世に葱を作りて寂しさよ |
18 | 鶏頭を三尺離れもの思ふ |
19 | 毎年よ彼岸の入りに寒いのは |
20 | 水墨画展へ阪神震災忌 |
21 | 上靴にカタカナの名入学式 |
22 | 蟇ないて唐招提寺春いづこ |
23 | すでに木の名持たぬ切株春の森 |
24 | 鉛筆の遺書ならば忘れ易からむ |
25 | ちかぢかと大仏の頭の穂草かな |
26 | 毛糸玉或る時いのちふっと無し |
27 | 手庇を何回したり春の山 |
28 | 勇気こそ地の塩なれや梅真白 |
29 | 木曽川の今こそ光れ渡り鳥 |
30 | おいて来し子ほどに遠き蟬のあり |
31 | をみなとはかかるものかも春の闇 |
32 | 鳥獣の檻を霰の鳴らすなり |
33 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
34 | 喪が明けて田植えの足を拭く女 |
35 | できることだけすればいい種子を蒔く |
36 | 胸の傷うずけば燕低く飛ぶ |
37 | 放射能雨むしろ明るし雜草と雀 |
38 | わらんべの溺るるばかり初湯かな |
39 | 雁やのこるものみな美しき |
40 | 冬来れば母の手織の紺深し |
41 | がらがらとあさりを洗ふ春の音 |
42 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
43 | 春灯にひとりの奈落ありて座す |
44 | 水枕ガバリと寒い海がある |
45 | 天地の間にほろと時雨かな |
46 | 初夢の授業で叱る我ありぬ |
47 | 綿虫のこじあけている孤独かな |
48 | 冬田明るさなにくれとたてかける |
49 | 初暦知らぬ月日は美しく |
50 | かまきりの交尾は儀式空のいろ |
2024年9月23日 01時16分更新(随時更新中)