現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2010年12月26日のデイリーキーワードランキング
1 | 遠き日の男根なぶる葉月潮 |
2 | 祈るべき天とおもえど天の病む |
3 | 逢うために母は銀河の駅に佇つ |
4 | 水枕ガバリと寒い海がある |
5 | 一行の添え書に見る年賀状 |
6 | 軒しづく春を奏づる昼下り |
7 | うしろ姿の時雨てゆくか |
8 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
9 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
10 | 死や霜の六尺の土あれば足る |
11 | 寒卵黄味のまろきに赤のさす |
12 | 去年今年貫く棒の如きもの |
13 | ごまめ噛むちちは明治の漢なり |
14 | 湯ざめせし貌寒灯の下過ぐる |
15 | 冬木の芽はだしでかけるうさぎ組 |
16 | 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 |
17 | 父はやく死にしあと母風の盆 |
18 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
19 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
20 | 初暦知らぬ月日は美しく |
21 | 花冷えの炉けむりうすき山廂 |
22 | 入れものが無い両手で受ける |
23 | 芋の露連山影を正しうす |
24 | をみなとはかかるものかも春の闇 |
25 | 山が山押して夜の来る年の暮れ |
26 | 初茜モーツアルトの雲迅し |
27 | 凧揚げの少年風ときて帰る |
28 | 汗の紐すこしゆるめて一里塚 |
29 | 兎も片耳垂るる大暑かな |
30 | 柚子風呂にひたす五体の蝶番 |
31 | 俳句など書いてつまらぬ賀状来る |
32 | 成人の日をくろがねのラツセル車 |
33 | 蕪引くや烈風に耳朶ほてらせて |
34 | 男の首絞めたり葱を作ったり |
35 | しんしんと煩悩解脱 除夜の鐘 |
36 | 号泣の男を曳いて此岸まで |
37 | 葛の花むかしの恋は山河越え |
38 | 鷺打たる羽毛の散華遅れ散る |
39 | ラグビーのジヤケツちぎれて闘へる |
40 | 朝顔や百たび訪はば母死なむ |
41 | 山の湯のなみなみとある寝釈迦かな |
42 | 新玉の年の光芒母百歳 |
43 | 土地っ子の抜け道通る 年の暮れ |
44 | 蝶々のもの食ふ音の静かさよ |
45 | 削るほど紅さす板や十二月 |
46 | 初風呂のさら湯は毒と知りながら |
47 | 寂しくて道のつながる年のくれ |
48 | そくばくの余命を惜しみ寒灸 |
49 | 湯豆腐やいのちのはてのうすあかり |
50 | 年の瀬を俳諧舟はながれゆく |
2024年9月26日 21時20分更新(随時更新中)