現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2010年11月4日のデイリーキーワードランキング
1 | 風に落つ楊貴妃桜房のまま |
2 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
3 | 雀らも海かけて飛べ吹流し |
4 | 春雷や胸の上なる夜の厚み |
5 | つつがなく目鼻耳口文化の日 |
6 | 首のべて日を見る雁や蘆の中 |
7 | 隠岐やいま木の芽をかこむ怒濤かな |
8 | 炎天の遠き帆やわがこころの帆 |
9 | 冬深し柱の中の濤の音 |
10 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
11 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
12 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
13 | あるけばかつこういそげばかつこう |
14 | 海に出て木枯帰るところなし |
15 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
16 | 春浅き水を渉るや鷺一つ |
17 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
18 | 秋冷えや足裏にくぼむ草の道 |
19 | 今日からは余生傘寿の温め酒 |
20 | 夏山を統べて槍ケ岳真青なり |
21 | 小春日や隣家の犬の名はピカソ |
22 | 重ね着の中に女のはだかあり |
23 | 鷹のつらきびしく老いて哀れなり |
24 | 荒びつつ山の掟の十三夜 |
25 | 他人ごとと思える傘寿菊枕 |
26 | 夜空より大きな灰や年の市 |
27 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
28 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
29 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
30 | 麦秋の中なるが悲し聖廃虚 |
31 | 蹤きくるは綿虫のみぞ哀れめや |
32 | 冬蜂の死に所なく歩きけり |
33 | あはれ子の夜寒の床の引けばよる |
34 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
35 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
36 | 明易き腕ふと潮匂ひある |
37 | 円光を着て鴛鴦の目をつむり |
38 | 妻いつもわれに幼し吹雪く夜も |
39 | 妻いねて壁も柱も月の中 |
40 | 立冬のことに草木のかがやける |
41 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
42 | 張りつめし氷のなかの巌かな |
43 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
44 | いちにちのをはりに思ふ巣箱かな |
45 | かりかりと蟷螂蜂の皃を食む |
46 | ビルは朝焼け白猫跳躍して思想 |
47 | はつあかり兎のいない兎罠 |
48 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
49 | 中腹に道の岐れる冬の山 |
50 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
2024年9月25日 14時25分更新(随時更新中)