現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2010年10月22日のデイリーキーワードランキング
1 | 妻がゐて子がゐて孤独いわし雲 |
2 | 小春日や隣家の犬の名はピカソ |
3 | から松は淋しき木なり赤蜻蛉 |
4 | 母の日のてのひらの味塩むすび |
5 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
6 | 重ね着の中に女のはだかあり |
7 | 蝶々のもの食ふ音の静かさよ |
8 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
9 | 金雀枝や基督に抱かると思へ |
10 | 秋深しふき井に動く星の数 |
11 | 冬木立鎮守の森へにじり寄る |
12 | 風待ちの鷹か日の出の壇ノ浦 |
13 | しづかなる力満ちゆきばつたとぶ |
14 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
15 | 敗荷や鬼の栖の錆が浮く |
16 | 寒翁が馬にまたがり去年今年 |
17 | 花影婆娑と踏むべくありぬ岨の月 |
18 | あるけばかつこういそげばかつこう |
19 | 空は太初の青さ妻より林檎うく |
20 | ああいへばかういう兜太そぞろ寒 |
21 | 父の世に渡せぬ母と秋惜しむ |
22 | ぜんまいののの字ばかりの寂光土 |
23 | 遠景に桜近景に抱擁す |
24 | 分け入つても分け入つても青い山 |
25 | 湖畔亭にヘヤピンこぼれ雷匂ふ |
26 | ストレスのたまる松の木秋うらら |
27 | この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉 |
28 | 手鏡に同じかほ棲む寒の紅 |
29 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
30 | 空ッ風にわかに玲瓏となるときも |
31 | 冬の水一枝の影も欺かず |
32 | 行く我にとどまる汝に秋二つ |
33 | 黒猫の子のぞろぞろと月夜かな |
34 | 天の川水車は水をあげてこぼす |
35 | 秣食む音の響ける冬はじめ |
36 | 凍蝶に指ふるるまでちかづきぬ |
37 | 引いてやる子の手のぬくき朧かな |
38 | 粉屋が哭く山を駈けおりてきた俺に |
39 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
40 | 清冽に杉たちならぶ血のながれ |
41 | アロハシャツ着るなら傘は置いてゆけ |
42 | 冬はじめ綺麗に釦穴かがる |
43 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
44 | 咳をしても一人 |
45 | 夏落葉軽いジョークが仇となり |
46 | 秋惜しむ朝から雨と農日誌 |
47 | 炎天の遠き帆やわがこころの帆 |
48 | 雉鳴くやけんもほろろに姿消す |
49 | しぐるるや蒟蒻冷えて臍の上 |
50 | 鯛の骨たたみにひらふ夜寒かな |
2024年9月22日 04時47分更新(随時更新中)