現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2010年9月26日のデイリーキーワードランキング
1 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
2 | 重ね着の中に女のはだかあり |
3 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
4 | 梔子の実の熟しをり法の庭 |
5 | かりかりと蟷螂蜂の皃を食む |
6 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
7 | 軍隊の近づく音や秋風裡 |
8 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
9 | 秋の暮大魚の骨を海が引く |
10 | わらやふるゆきつもる |
11 | 山越える山のかたちの夏帽子 |
12 | 生きざまにのりしろ添えて菊膾 |
13 | またいくつ言葉忘るる秋暑し |
14 | せつせつと眼まで濡らして髪洗ふ |
15 | 運動会少女の腿の百聖し |
16 | かりがねのしづかさをへだてへだて啼く |
17 | 玻璃ごしにさ揺るる青葉七七忌 |
18 | わが朝の夢におくれて来し鳥か |
19 | 雁の声のしばらく空に満ち |
20 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
21 | 俺に是非を説くな激しき雪が好き |
22 | 破魔矢受く生命線の長き手に |
23 | われにつきゐしサタン離れぬ曼珠沙華 |
24 | 六月を奇麗な風の吹くことよ |
25 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
26 | 徐々に徐々に月下の俘虜として進む |
27 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
28 | 破魔矢手に生田の森を出で来たる |
29 | ちるさくら海あをければ海へちる |
30 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
31 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
32 | 浜辺まで村をそぞろの夏帽子 |
33 | 秋刀魚買う七輪を買う炭を買う |
34 | 暗闇の眼玉濡らさず泳ぐなり |
35 | 玫瑰や今も沖には未来あり |
36 | 遠しとは常世か黄泉か冬霞 |
37 | 山桜雪嶺天に声もなし |
38 | 夏嵐机上の白紙飛び尽す |
39 | 廃屋になだれて柿の黄金なす |
40 | 仏性は白き桔梗にこそあらめ |
41 | 彼岸花ぽきぽき折って亡夫恋 |
42 | 愛蔵す東籬の詩あり菊枕 |
43 | 新米をこぼしうつむく風の昼 |
44 | 粉屋が哭く山を駈けおりてきた俺に |
45 | 紫陽花に秋冷いたる信濃かな |
46 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
47 | 広島や卵食ふ時口ひらく |
48 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
49 | 小春日や隣家の犬の名はピカソ |
50 | きみ嫁けり遠き一つの訃に似たり |
2024年9月26日 05時39分更新(随時更新中)