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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2010年8月16日のデイリーキーワードランキング

1

玉音を理解せし者前に出よ
2

八月や六日九日十五日
3

祈るべき天とおもえど天の病む
4

濡れわたりさつきの紅のしづもれる
5

ひるがえる葉裏で僕の手錠はずそう
6

水草紅葉夢のつづきを歩く
7

重ね着の中に女のはだかあり
8

黍の雨野武士のように歩こうよ
9

おそるべき君等の乳房夏来る
10

九十九里浜に白靴提げて立つ
11

百日紅ごくごく水を呑むばかり
12

湖畔亭にヘヤピンこぼれ雷匂ふ
13

黒い夜や貧しき国に貧しきテロ
14

秋風にふえてはへるや法師蝉
15

うつくしき眼と会ふ次の雷待つ間
16

藪枯らしの花あふれいる真昼の夢
17

春風や闘志いだきて丘に立つ
18

つきぬけて天上の紺曼珠沙華
19

きみ嫁けり遠き一つの訃に似たり
20

にぎりしめにぎりしめし掌に何もなき
21

雨の中雲雀ぶるぶる昇天す
22

海のほか海しか見えず実玫瑰
23

子の髪の風に流るる五月来ぬ
24

燃えさかり筆太となる大文字
25

山鳩よみればまはりに雪がふる
26

柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺
27

せつせつと眼まで濡らして髪洗ふ
28

飛ぶ力残し蜉蝣寺泊り
29

梅雨富士の黒い三角兄死ぬか
30

ひらひらと月光降りぬ貝割菜
31

真弓の実その他心を開くもの
32

秋の雲みづひきぐさにとほきかな
33

大空の青艶にして流れ星
34

笑い茸なら赤い皿金の皿
35

浮いてこい浮いてお尻を向けにけり
36

仏飯のまっしろ八月十五日
37

土曜日のちょっといい酒青葉雨
38

桜樹下こんばん提灯ふつと消ゆ
39

曼珠沙華散るや赤きに耐へかねて
40

定位置に夫と茶筒と守宮かな
41

右の眼に大河左の眼に騎兵
42

糸とんぼ翔つ瑠璃色の尾が光り
43

ふぐ刺身絵皿となりて白光す
44

愛蔵す東籬の詩あり菊枕
45

百日紅この叔父死せば来ぬ家か
46

山越える山のかたちの夏帽子
47

浮世絵の女と遊ぶ子の日草
48

とんぼ連れて味方あつまる山の国
49

沙羅落花白の衿持を失はず
50

占領地区の牡蠣を将軍に奉る


2024年9月19日 09時44分更新(随時更新中)
 

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