現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2010年4月29日のデイリーキーワードランキング
1 | 河骨の鈴をふるはす星揃ふ |
2 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
3 | 人恋いて飯炊くときや合歓の花 |
4 | 体内の迷路も夏か水いそぐ |
5 | 朱欒咲く五月となれば日の光り |
6 | 血を流しゆけば幼き晩夏の海 |
7 | サルビヤの純粋迷ひごころ消ゆ |
8 | 憂鬱の真ん中を来る初燕 |
9 | 我を見て舌を出したる大蜥蜴 |
10 | 満月のほたるぶくろよ顔上げよ |
11 | 張りとほす女の意地や藍ゆかた |
12 | 夏みかん酸つぱしいまさら純潔など |
13 | 目の玉を洗ったばかり 新緑 |
14 | きみと会う九月丸太ン棒をわたり |
15 | 聖五月終刊号のまたもかな |
16 | 夏の野に手足はげしく流されぬ |
17 | 声映すまで透きとおる五月の窓 |
18 | 鶏たちにカンナは見えぬかもしれぬ |
19 | 雲一片シュトラウス晴れの麦畑 |
20 | 朝刊に鳥の糞落ち春深し |
21 | 虚子ぎらひかな女嫌ひのひとへ帯 |
22 | 片陰のゴリラ助走をくりかえす |
23 | 想像がそつくり一つ棄ててある |
24 | 谺して山ほととぎすほしいまま |
25 | かがやくはひとの内側月の梅 |
26 | 青い蟹となるぼくら爪がないために |
27 | 春暁や人こそ知らね木々の雨 |
28 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
29 | 日蝕や父には暗き蟻地獄 |
30 | 凋落の白さも白さ沙羅の花 |
31 | 黒揚羽亡き人の魂のせて来よ |
32 | 祈るべき天とおもえど天の病む |
33 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
34 | 仏像の事典みつけし涼新た |
35 | ひかりの野へ君なら蝶に乗れるだろう |
36 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
37 | 春浅き水を渉るや鷺一つ |
38 | 台風に目ありピエロに泪あり |
39 | 眼底に拭けぬ残像草城忌 |
40 | おそるべき君等の乳房夏来る |
41 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
42 | 妹がかぶる手拭白し苗代田 |
43 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
44 | 海に出て木枯帰るところなし |
45 | さびしさよ馬を見に来て馬を見る |
46 | チエルノブイリ夜の菫のその先に |
47 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
48 | 目つむりていても吾を統ぶ五月の鷹 |
49 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
50 | パセリ噛む夕ぐれは鳥の感情 |
2024年9月26日 06時29分更新(随時更新中)