現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2010年4月8日のデイリーキーワードランキング
1 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
2 | あたたかな雨が降るなり枯葎 |
3 | 花冷の闇にあらはれ篝守 |
4 | 性格が八百屋お七でシクラメン |
5 | 春の海 戦陣訓の散りにけり |
6 | いくたびも震ふ大地や寒昴 |
7 | 赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり |
8 | ああ大和にし白きさくらの寝屋に咲きちる |
9 | かまくらへゆつくりいそぐ虚子忌かな |
10 | オペラ観るわが茎石の沈みごろ |
11 | 青竹が熟柿のどれにでも届く |
12 | しんがりに昭和一桁花筏 |
13 | 海に出て木枯帰るところなし |
14 | 向きあっている仏壇と雛壇と |
15 | 仏生会鎌倉の空人歩く |
16 | 春潮は裂け巖々は相擁す |
17 | 重ね着の中に女のはだかあり |
18 | 夕桜藍甕くらく藍激す |
19 | 晩年の思い始めは蠅叩 |
20 | 春風や碁盤の上の置き手紙 |
21 | 海に青雲生き死に言わず生きんとのみ |
22 | 空ラ袋大きく提げて花見かな |
23 | 夏の河赤き鉄鎖のはし浸る |
24 | 稲妻のゆたかなる夜も寝べきころ |
25 | 切株において全き熟柿かな |
26 | 咲き満ちてこぼるる花もなかりけり |
27 | ああ小春我等涎し涙して |
28 | 葉桜の旅を充して浪がしら |
29 | 頼家もはかなかりしが実朝忌 |
30 | 雁鳴いて大粒な雨落しけり |
31 | 捨てきれない荷物のおもさまへうしろ |
32 | 虫時雨銀河いよいよ撓んだり |
33 | ああいへばかういう兜太そぞろ寒 |
34 | しぐるるや蒟蒻冷えて臍の上 |
35 | 種蒔くや雪の立山神ながら |
36 | 入学の少年母を掴む癖 |
37 | 谺して山ほととぎすほしいまま |
38 | 冬の海越す硫酸の壺並ぶ |
39 | 大空にうかめる如き玉椿 |
40 | 青空から汚染受ける酒臭の胸 |
41 | 小春日や石を噛み居る赤蜻蛉 |
42 | 善人や柿を齧ればみな寡黙 |
43 | 冬雁に水を打つたるごとき夜空 |
44 | ああといひて吾を生みしか大寒に |
45 | 大紅蓮大白蓮の夜明かな |
46 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
47 | 昃れば春水の心あともどり |
48 | 柊の花一本の香りかな |
49 | 性格が紺の浴衣に収まらぬ |
50 | 紫陽花や風雨の中の藍微塵 |
2024年9月26日 02時39分更新(随時更新中)